西日本は11月として記録的な大雨 午後は東海、関東も激しい雨に
ウェザーニュース / 2024年11月2日 11時0分
三連休初日の今日2日(土)は西日本を中心に11月としては記録的な大雨になっています。午後は東海や関東など東日本でも局地的に激しい雨が降る見込みです。
11月としては稀に見る大雨
台風21号から変わった低気圧が西から近づき、南からは梅雨の時期に匹敵するような非常に暖かな空気が強く流れ込んでいます。西日本では雨雲が発達して激しい雨が降り、各地で11月として記録的な大雨になっています。
24時間雨量は長崎県松浦市で378.0mm、平戸市で369.0mmに達しました。11月としては日本歴代トップ10に入るほどの雨量です。そのほか、佐賀県や福岡県、広島県などでも200mm以上の大雨を観測しました。
西日本の広範囲に大雨警報が発表され、特に土砂災害の危険度が高まっている福岡県、広島県、島根県には土砂災害警戒情報が発表されています。河川の水位も上昇し、山口県を流れる椹野川水系仁保川には氾濫危険水位に到達しました。災害発生の危険があるとして、各地に避難指示が発令中です。
この後は近畿や東海、関東で激しい雨に
長崎県や福岡県など九州の雨はすでに峠を越えたものの、中国地方では昼頃まで激しい雨が続くとみられます。雨が弱まってもしばらくは土砂災害の危険性がありますので、急な斜面など危険の所に近づかないでください。
午後は低気圧の東進に伴って活発な雨雲は近畿から東海、関東へと移ってくる見込みです。雨のピーク時には1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降る可能性があります。雨のピークは近畿が昼過ぎにかけて、東海は昼過ぎから夕方、関東は夕方から夜になる見通しです。
九州や中国地方に比べると強雨の時間は短いものの、道路冠水や低い土地の浸水、都市河川の急激な増水などのおそれがあります。雨が激しい時間帯はできるだけ外出や移動などを避ける方が良さそうです。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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