神奈川県や静岡県で非常に激しい雨 大規模な道路冠水などに警戒

ウェザーニュース

夕方になり発達した雨雲は静岡県から関東南部へ進んできました。非常に激しい雨の降っている所があり、道路冠水や土砂災害などに警戒が必要です。

神奈川県や千葉県を中心に警戒

静岡県内では17時頃から雨が激しくなり、静岡市葵区・有東木では1時間に74.0m、川根本町では72.0mm、富士市では67.0mmの非常に激しい雨を観測しました。

この雨を降らせた雨雲は東に移動し、伊豆半島から神奈川県内に広がってきています。18時を過ぎて神奈川県内でも西部を中心に雨が強まっていて、箱根町では18時40分までの1時間に72.0mm、小田原市では41.5mmを観測しました。箱根町での72.0mmは11月として過去最大であるだけでなく、1年間を通しても7位に入る強さです。

これから20時過ぎにかけて神奈川県から千葉県を中心に活発な雨雲が通過し、局地的には1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降る見込みです。雨雲の動きによっては横浜市や千葉市などの都市部でも激しい雨になる可能性があります。


18時50分の時点で静岡県に大雨・洪水警報、神奈川県と千葉県には大雨警報が発表され、静岡県と神奈川県には土砂災害警戒情報の出ている地域があります。道路冠水や河川の増水、土砂災害などに警戒が必要です。日が落ちて暗い時間帯となっていますので、車の運転時は無理をしないようにしてください。

また、活発な雨雲の周辺では落雷や突風を伴う可能性がありますので、注意が必要です。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）