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米・カリフォルニアで山火事警戒 乾いた風で湿度は10%未満に

ウェザーニュース / 2024年11月7日 12時50分

ウェザーニュース

アメリカ・カリフォルニア州のロサンゼルス近郊では乾いた強風により、山火事のリスクが高まっています。気象当局は警報を発表し、警戒を強めています。

瞬間的には20m/s超の突風も

アメリカのカリフォルニア州は秋になると「サンタアナ風(Santa Ana winds)」に代表されるような大陸から海に向かって強風が吹くことがあります。現地時間の7日(木)は北アメリカ大陸の優勢な高気圧の周囲を吹く風が強まっていて、局地的には瞬間的に20m/s以上の強風です。


この風の特徴は非常に乾燥していることで、ロサンゼルスの周辺地域では非常に乾燥しています。ロサンゼルスの中心部では湿度が10%前後まで下がり、近郊では10%未満まで下がっている所があるほどです。木枯らし1号が吹いた7日(木)の東京都心の最小湿度が35%ですので、いかに乾燥しているかがわかります。

このような乾いた風はしばしば大規模な山火事を引き起こすため、気象当局はカリフォルニア州の南西部に「Red Flag Warning」と呼ばれる火災に関する警報を発表し、特に危険な地域には強い警戒を促す「PDS Red Flag Warning」が出されています。7日(木)の朝にかけて危険な状況が続く見通しで、警戒を強めている状況です。

地球温暖化の進行に伴って、世界的には森林火災が増えていると考えられています。毎年のように起きる現象でも、より影響が大きくなることもありますので、油断ができません。

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