フィリピンの東で台風23号(トラジー)発生 さらに複数の台風発生の可能性も

ウェザーニュース

11月9日(土)15時、フィリピンの東で発達中の熱帯低気圧が台風23号(トラジー)になりました。台風の発生は5日ぶりで、今月2つめです。

▼台風23号　11月9日(土)15時
　中心位置　　　フィリピンの東
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　／／
　移動　　　　　西　30 km/h
　中心気圧　　　1004 hPa
　最大風速　　　18 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　25 m/s

西よりに進んでフィリピンのルソン島付近を通過し、南シナ海に向かう予想です。台風22号よりもやや南の進路を通ることが予想されていて、日本への直接の影響はない見込みです。

ただ、この台風や台風22号の他にも新たに台風が発生する可能性があり、まだ目が離せません。

台風のシーズンはまだ続く

平年の台風発生数

台風の発生は、今月4日(月)に発生した台風22号以来5日ぶりで、今月に入ってからは2つめです。11月の台風発生数の平年値は2.2個で、まだ台風の発生は珍しくない時期です。

例年11月以降になると台風の接近・上陸は少なくなってきますが、過去には11月末に本州に上陸した台風も記録にあり、まだ油断はできません。

台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風23号の名前「トラジー（Toraji/도라지）」は北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）が提案した名称で、桔梗のことをさす朝鮮語からとられています。