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今夜は「しし座流星群」の活動ピーク 深夜以降に観測可能

ウェザーニュース / 2024年11月17日 7時50分

ウェザーニュース

今日11月17日(日)は「しし座流星群」の活動がピークを迎えます。放射点が昇ってくる深夜以降に観測が可能です。

かつて“流星雨”とも呼ばれる活発な活動を見せたことがある流星群ですが、今年の活動は弱い予想で、月明かりも邪魔をするため、条件の良い場所から観測しても1時間に3個程度になりそうです。

どんな流星群?期待できる流星数は

11月18日2時頃 東の空(東京)

・母天体   :テンペル・タットル彗星
・今年の極大 :11月17日(日)21時頃
・日本で観測可能な時間帯:
  11月17日(日)深夜23時前後〜18日(月)明け方

しし座流星群は過去には「流星雨」と呼ばれるほどの活発な活動を見せたことがありますが、近年は活動が低調です。前回は1999年や2001年の大出現が有名で、母彗星の公転周期が約33年であるため、低調な傾向はあと数年は続きそうです。次に出現が多くなるのは早くても2030年代になりそうです。

放射点のあるしし座は、日付が変わる前頃から空に昇りはじめるため、それまでは流星群の流星は見られません。放射点が高く昇るほど流星は流れやすくなるため、一番の見頃は未明〜明け方になります。

活動ピークの今夜はほぼ満月の明るい月が一晩中夜空を照らすため、残念ながら観測条件は良くありません。国立天文台によると、観測条件の良いところでも見られる流星の数はピーク時で1時間あたり3個程度とのことです。

見えたらラッキーくらいの気持ちで、月から離れたところをぼんやり眺めるようにして、流星観測をお楽しみください。

しし座流星群の流星は、明るい流星痕を残すことが多いといわれます。数は少なくても、明るい流星が見られたときの感動は大きそうです。

気になる天気は

寒冷前線の通過や寒気・湿った空気の影響などを受けて、北日本や東日本では夜空が雲に覆われる所が多くなる予想です。観測にはあいにくの天気です。

東海以西の太平洋側では晴れる所がありそうですので、流星観測のチャンスとなりそうです。気温は極端には下がらないものの、夜になると北風が強まるため寒くはなりそうです。屋外でじっとしていると身体の芯から冷えますので、今日昼間の格好のままでは相当厳しくなります。しっかりと防寒をして観測してください。

年始にかけて注目の流星群

しし座流星群のピークが過ぎたあとも、冬にかけてはいくつかの流星群が活動のピークを迎えます。

12月13日夜には三大流星群の一つ「ふたご座流星群」の出現がピークとなります。毎年安定して多くの流星が流れることが知られていて、その数は年間でも最大になることが多くなります。今年は満月に近い時期のため観測条件が悪いものの、最大で1時間に40個程度の流星が期待出来ると予想されています。

1月3日夜には三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」の出現がピークとなります。お正月を彩る流星群で、次回の2025年1月3日夜は月明かりの邪魔がないため比較的好条件です。見られる数はふたご座流星群を上回る可能性もあります。

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