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台風25号(ウサギ)が台湾で熱帯低気圧化 台風24号に明瞭な“台風の眼”

ウェザーニュース / 2024年11月16日 16時30分

ウェザーニュース

11月16日(土)15時に、台風25号(ウサギ)は台湾で熱帯低気圧に変わりました。

▼熱帯低気圧 11月16日(土)9時
 中心位置   台湾
 移動     ほとんど停滞
 中心気圧   1006 hPa


猛烈な台風24号(マンニィ)はフィリピンの東を西北西に進んでいます。衛星画像では小さくクッキリとした“台風の眼”がみられ、非常に発達していることがわかります。

沖縄は週明けにかけ強雨に注意

台風25号から変わった熱帯低気圧や気圧の谷の影響で、沖縄は大気の状態が不安定となります。先島諸島では明日17日(日)にかけて、沖縄本島地方では18日(月)にかけて雨の強まる可能性があるため、油断をせず雨雲の動きに注意してください。

台風24号は猛烈な勢力でフィリピン接近中

▼台風24号 11月16日(土)9時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   猛烈な
 移動     西北西 20 km/h
 中心気圧   920 hPa
 最大風速   55 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 75 m/s


台風25号(ウサギ)よりも先に東で発生していた台風24号(マンニィ)は15日(金)から急速に発達して、16日(土)9時に猛烈な台風になりました。猛烈な勢力は台風の階級の中で最も強いランクです。中心気圧は920hPa、中心付近の最大風速は55m/s、最大瞬間風速は75m/sと解析されています。衛星画像をみると、小さく引き締まった「台風の眼」が確認でき、猛烈に発達していることがわかります。

24号はこの勢力を維持したままルソン島南部の沿岸を進み、17日(日)までに上陸・横断する予想です。

フィリピンのルソン島では10月下旬からの1か月足らずの期間に、暴風域を伴った台風が4つ上陸・1つが接近して、暴風や大雨の被害がでていました。今回の24号は、一連の6つの台風のなかで最も影響が大きくなるおそれがあります。

コンピューターシミュレーションの計算では、18日(月)までの雨量が500mmに達すると予測しているものがあり、大雨災害が起こる可能性が高まっています。これまでの大雨・暴風で被害を受けた地域ではさらに被害が拡大するおそれがあるため、厳重な警戒が必要です。

台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風24号の名前「マンニィ(Man-yi/萬宜)」は香港が提案した名称で、現在は貯水池となっている海峡の名前からとられています。

台風25号の名前「ウサギ(Usagi)」は日本が提案した名称で、うさぎ座・兎が由来です。


気象衛星画像:NICT 情報通信研究機構

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