強い寒気が南下 北海道上空の気温は20℃低下 広範囲の積雪に注意
ウェザーニュース / 2024年11月17日 16時30分
寒冷前線の通過後は上空に強い寒気が流れ込みます。11月上旬の寒気に比べて一段と強く、札幌上空の気温は一日半で20℃以上も下がるほどです。北日本の広範囲で雪が積もりますので注意をしてください。
今月上旬の寒気よりも強い
明日18日(月)は上空1500m付近で−6℃以下の、平地で雪を降らせる目安の寒気が東北付近まで南下し、北海道上空には−12℃以下の冬本番のレベルの寒気が流れ込む予想です。
札幌市の上空で見ると、今日17日(日)の朝は7.4℃と非常に高くなりましたが、36時間後の明日18日(月)夜には−13.8℃と一気に20℃以上も下がるとみられます。今月上旬に札幌市で初積雪を観測した時に比べても強い寒気です。
11月はまだ日本海の海面水温が高い時期で、さらに今年は平年に比べても大幅に高いことから、上空との温度差が大きくなって雪雲や雨雲が発達しやすくなります。局地的には雪が強まる予想です。
北海道だけでなく東北平野部も積雪
日本海側の雪は明後日19日(火)の午前中にかけて続くとみられます。19日(火)昼までに予想される積雪増加量は北海道の内陸部で10cm以上の所が多く、山沿いでは20cmを上回る見込みです。
平野部でも5〜10cmの予想となっていて、札幌市では前回(11月7日)の7cmと同レベルかそれ以上の積雪となる可能性があります。
東北でも北部の内陸部では広い範囲で雪が積もり、山沿いでは10cm以上となる所がある予想です。関東甲信の北部や北陸の山沿いでも積雪が予想されますので、峠道を車で走行する場合は冬用タイヤかチェーンなどの滑り止めが必要になります。
風も強く吹くため吹雪となって見通しが悪くなるおそれがありますので、車での移動は十分に注意をしてください。
全国的に寒さ増す
朝の時点から寒気の影響を受ける北日本は北陸などは一日を通して寒く、札幌市の最高気温は今日に比べて13℃低い3℃、仙台市は11℃低い13℃の予想です。北寄りの風が強く吹くため、気温の数字以上に寒く感じるかもしれません。
関東から西日本も今日ほどは上がらず、東京都心や大阪市の最高気温は17℃、鹿児島市は21℃の予想となっています。寒気が南下する夕方から夜は朝よりも気温が下がるため、お帰りの時間に合わせた服装選びが必要です。
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