東京や福岡などで今季一番寒い朝 仙台では初霜と初氷観測

ウェザーニュース

今日11月20日(水)は各地で冷え込みが強まって、寒い朝を迎えています。

今季これまでで一番の冷え込みとなったところが多く、東京都心では6℃台まで気温が下がりました。北海道では−10℃以下となったところがあり、仙台では初霜と初氷を観測しました。

400地点以上のアメダスで「今季最低」を更新

上空の強い寒気は抜けつつあるものの、関東などではこの寒気の影響が残り、気温が下がりました。また、朝から晴れた西日本や東北などでは放射冷却現象が効いて、地上付近の熱が上空へと逃げたことで冷え込みが強まったと考えられます。

今朝、全国で最も気温が下がったのは北海道十勝地方の陸別町で、−10.6℃を観測しました。昨日、新千歳空港で観測した全国の今季最低気温にはわずかに及ばなかったものの、陸別での今季最低気温です。

その他にも、東京都心や仙台市、福岡市など各地で今季最低気温を更新したところが多く、気温を観測している地点のうち424地点にのぼりました。この冷え込みによって、仙台管区気象台からは初霜と初氷の発表がありました。

▼今朝の最低気温（7時まで）
　札幌　　0.7 ℃
　仙台　　1.2 ℃　★今季最低
　東京　　6.6 ℃　★今季最低
　名古屋　9.2 ℃
　大阪　　8.1 ℃
　福岡　　8.2 ℃　★今季最低


▼初氷の観測
　仙台　平年より3日早く、昨年より11日早い

▼初霜の観測
　仙台　平年より6日遅く、昨年より6日遅い

ウェザーニュースがアプリユーザーを対象に、「今朝、暖房やエアコンをつけたか」アンケート調査を行ったところ、全国では6割近い方が暖房やエアコンを使用していると回答がありました。

特に北日本や北陸、甲信では8割以上と使用率が多く、関東でも半数以上の方が暖房に手が伸びていることがわかりました。

関東は真冬の寒さ　その他は昨日より気温上昇

関東では冷たい雨の一日となり、気温がほとんど上がりません。東京都心など関東南部では昼間も10℃に届かず、一日を通してひと桁の気温で推移する予想です。1月並みの気温で、冷たい風も吹くため、気温の数値よりもさらに寒く感じられそうです。昼間でも手袋やマフラーなど真冬の防寒具が欠かせません。万全な寒さ対策を心がけてください。


その他のところでは、昨日よりも昼間の気温が高くなるところがほとんどです。各地で11月中旬〜下旬並の気温となります。日差しの届くところでは日向では暖かさも感じられそうです。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）