パリ周辺でも木曜日は雪の予想 例年より早い本格的な雪

ウェザーニュース

低気圧が発達しながら大西洋を東進していて、現地時間の今日21日(木)にフランス付近を通過します。低気圧の北側は冷たい空気が流れ込んで雪になり、パリ周辺でも例年より早い本格的な雪になる見通しです。

パリ周辺で数cmの積雪の可能性

大西洋を進んでいる低気圧は現地時間の今日21日(木)朝には中心がフランス西部に到達し、夜にかけて通過していく予想となっています。発達しながら通過するとみられ、中心気圧は12時間で10hPa以上、低下する見込みです。

北から冷たい空気が流れ込むため低気圧や前線の北側では雪になり、パリ周辺では1〜3cm、ノルマンディーの丘陵地帯では積雪10cmに達する可能性があります。例年に比べると早い本格的な雪で、近年11月下旬頃にこれだけの雪が降ったケースとしては2013年や2010年まで遡ります。


また、低気圧が発達することから風も強まり、局地的には30m/s以上の暴風が吹く見込みです。雪に加えて風による影響が出るとみられます。


低気圧の東進に伴ってフランスだけでなく、スイスやイタリアでもアルプスなどの山間部を中心に大雪となる可能性があり、気象当局は雪に関する注意報や警報を発表して注意喚起をしています。