低気圧、前線通過で風が吹き荒れる 瞬間的に25m/s超の暴風も

ウェザーニュース

今日26日(火)は低気圧や前線の通過に伴い、各地で風が吹き荒れています。瞬間的には25m/s超の暴風を観測し、一部の地域には暴風警報が発表中です。

九州や中国地方に暴風警報

西から前線を伴った低気圧が進んでいて、三陸沖に移動した高気圧との間の気圧差が20hPa以上と大きくなっています。朝は九州を中心とした強風のエリアが時間とともに東に拡大。東海や北陸など東日本でも風が強まってきました。

9時30分までの最大瞬間風速は福井県敦賀市で28.1m/s、愛媛県伊方町・瀬戸で27.5m/s、島根県浜田市で24.1m/sを観測しています。すでに前線が通過した九州では南寄りの風から西寄りの風に変わり始めました。


9時30分の時点で長崎県、佐賀県、福岡県、山口県には暴風警報が発表中です。

午後は関東や北日本も風が強まる

低気圧の東進とともに風の強いエリアはさらに東に広がって、関東や北日本でも夕方以降は南寄りの風が強まります。前線が離れる西日本は大陸から高気圧が張り出すことで西寄りの風が強く吹く見込みです。

日本列島の広範囲で平均15〜20m/sの強風が予想され、沿岸部や風が吹き抜けやすい谷筋などでは瞬間的に25〜30m/sの暴風となるおそれがあります。

雨が降るエリアでは横殴りの雨になり、傘が差しづらいほどとなる見通しです。帰宅時間帯の交通機関に影響する可能性もありますので、移動前には最新の気象情報に加えて交通情報も確認してください。