昨夜、石川県で震度5弱の地震 今日も有感地震が相次ぎ発生

ウェザーニュース

昨夜遅くに石川県西方沖を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生し、能登地方で最大震度5弱を観測しました。今日も地震活動は継続していて有感地震が頻発しています。

元日の地震で活動していない領域か

26日(火)22時47分頃、石川県西方沖を震源とするマグニチュード6.6、深さ7kmと推定される地震が発生しました。この地震で石川県輪島市・門前町と志賀町で最大震度5弱を観測しています。

元日に能登半島地震が発生して以降で、マグニチュード6.6は本震のマグニチュード7.6をのぞくと最大規模です。震度5弱以上を観測するのは6月3日以来になります。

今回の震源は一連の活動域の西端付近にあたり、これまでもマグニチュード4クラスの地震が散発していました。ただ、規模を考えると元日以降の活動で大きく動かなかった断層の動きによるものと考えられます。

土砂災害に警戒を

この領域では今日も地震活動が活発な状況が続いています。震度1以上の揺れを観測する有感地震は27日(水)10時までに57回（速報値）発生していて、そのうち2回は震度3を観測しました。

特に数日程度は昨夜の地震に近い規模の地震が発生して、震度4〜5弱程度の強い揺れを伴う可能性があります。

元日以降の地震活動や大雨などによって地盤の緩んでいる所があります。さらに今日の午後は一時的に雨の強まる可能性があり、一層土砂災害の危険性が高まる見通しです。急斜面など危険な所には近づかないようにしてください。