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十和田周辺で26日(火)に有感地震 地震回数の増加はみられず

ウェザーニュース / 2024年11月27日 13時20分

ウェザーニュース

青森県と秋田県の県境に位置する十和田で22日(金)に火山性地震が増加し、228回を観測しました。ただ、23日(土)以降は大きく減少し、昨日26日(火)に有感地震があったものの、その後も大幅な増加はみられていません。

噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)が継続中

十和田では22日(金)11時頃から中湖付近の深さ6kmほどを震源とする火山性地震が増加し、228回に達しました。23日(土)になると地震の回数は21回と大きく減少し、24日(日)〜25日(月)は一桁で推移しています。

26日(火)の午後はマグニチュード2.9のやや強い地震が発生して、青森県三戸町で震度1を観測。ただ、地震回数は目立った増加はなく23日(土)と同じ21回に留まり、今日27日(水)は10時の時点で5回観測しています。

引き続き低周波地震や火山性微動は観測されておらず、地殻変動にも特段の変化はみられません。監視カメラによる観測でも特段の異常は認められません。噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)が継続中です。

地震回数は減っているものの、マグニチュード2程度の地震が時々発生していますので、念のため今後の活動に注意をしてください。

防災上の警戒事項等

火山活動に十分注意し、立ち入り規制等、地元自治体等の指示に従ってください。異変を感じた際には、想定火口や湖岸から離れてください。

なお、十和田では、活動活発化の過程での噴火警戒レベル2、3の運用は行っていません。想定火口内に居住地域があるため、火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性が出てきた場合、即座に噴火警戒レベル4以上に該当するためです。

十和田の火山活動

十和田は約15,000年前の大規模の噴火によって、現在見られる十和田カルデラの原型が形成されました。その後も約4,000年間にわたって断続的な噴火活動が継続しています。

有史以来の活動としては平安時代の915年の噴火が知られています。中湖でプリニー式噴火が起こり、毛馬内(けまない)火砕流が発生しました。火山爆発指数・VEIは9段階あるうちの上から4番目にあたる、VEI5とされています。

最近では2014年や2023年に地震活動が活発になったくらいで、目立った活動はみられていません。

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