日本海側は断続的な強雨 霰(あられ)が積もっている所も

ウェザーニュース

今日28日(木)は寒気の影響で日本海側の地域を中心に雨が降り、断続的に強まっています。活発な雨雲が通過して、雷や霰(あられ)、突風を伴うこともあるため注意が必要です。

標高の高い山では積雪や吹雪にお気をつけください。

強い寒気で大気の状態が不安定に

上空5500m付近の強い寒気が、大陸から日本列島に拡大してきています。日本海側は広い範囲で雨が降っていて、雨雲の一部は瀬戸内海周辺など太平洋側にも流れ込んでいる状況です。

寒気が強いため大気の状態が不安定で雨雲が発達し、雷や霰(あられ)を伴っている所もあります。新潟市からは地面が白くなるほど霰が積もっている様子が届きました。雨量もまとまっていて、新潟市には土砂災害警戒情報が発表中です。


午後も東北から九州の日本海側は雨が降りやすく、断続的な強雨や落雷、霰、突風などに注意が必要です。上空の寒気は明日29日(金)の午前中にかけて特に強く、荒れた天気となるおそれがあります。

沿岸部を中心に風も強く横殴りの雨となるため、荒天時の無理な外出は控えた方が安心です。

山岳部は路面状態の悪化に注意

日本アルプスなど中部山岳や、中国山地、四国山地など標高の高い所では、雪の所が多くなっています。鳥取県大山町では今シーズン初めての積雪を観測しました。

週末にかけて冬型の気圧配置が継続するため、山岳部は雪の降りやすい状況が続き、積雪が増える見込みです。路面状態の悪化に注意してください。吹雪となって見通しが悪くなることもあるため、峠道を走行する場合は普段以上に慎重な運転をお願いします。

動画 気象予報士による詳細解説

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）