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愛媛大洲で「肱川あらし」が出現 肱川(ひじかわ)の冬の風物詩

ウェザーニュース / 2024年12月1日 10時0分

ウェザーニュース

師走の初日の今日12月1日(日)は、愛媛県大洲市で肱川(ひじかわ)あらしが出現しています。

肱川あらしは大洲の冬の風物詩で、大洲盆地で発生した川霧が、陸地と海上の気温差によって強風を伴い伊予灘に流れ出す現象です。

冬のよく晴れた日の朝に見られる現象

肱川あらしは冬のよく晴れた日の朝によくみられます。

放射冷却現象で大洲盆地が冷え込むと、川面の相対的に暖かく湿った空気が冷やされて川霧が発生します。さらに、伊予灘の海上は陸地と比べて気温が下がりにくいため温度差が発生し、重たい陸地の空気が軽い海上に向けて移動します。この移動する風が地形の影響で強まり、強風にのって川霧が勢いよく海に向かう現象が肱川あらしとされます。

今朝は河口近くの「肱川あらし展望公園」から川を下る川霧がはっきりと観測されました。上流の大洲盆地に位置するアメダス大洲では最大瞬間風速が2.5m/sと弱いものの、肱川河口のアメダス長浜では肱川あらしの影響で最大瞬間風速12.7m/sが観測されています。

今日の愛媛県は日差しが届いて穏やかな空が続きます。週末のお出かけも楽しめそうです。ただ、夜遅くには上空に寒気を伴った気圧の谷が近づいてくる影響で大気の状態が不安定となるため、にわか雨の可能性があります。明日の朝は今日ほどの冷え込みが予想されないため、肱川あらしは発生したとしても今日よりは小規模になりそうです。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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