アメリカの五大湖周辺は先週末から100cm前後の大雪に
ウェザーニュース / 2024年12月2日 9時30分
北米大陸の北東部は先週末から強い寒気に覆われ、五大湖周辺では「レイクエフェクト」が発生しました。局地的に雪が強まり、現地時間の1日(日)昼までに多い所では100cm前後の雪が積もっています。
3日(火)にかけて雪が続く可能性
上空5500m付近で−36℃以下の強い寒気が北米大陸の北東部をゆっくりと通過しています。この影響でアメリカの五大湖周辺では北西の冷たい風が吹き付けて「レイクエフェクト」が発生し、湖の風下側で強い雪が降り続きました。
特にエリー湖とオンタリオ湖の周辺で雪が多く、ペンシルバニア州やニューヨーク州の多い所では一連の大雪で100cm前後の雪が積もっています。上空の寒気は動きが遅く、少なくとも現地時間の3日(火)にかけて雪の降りやすい状況が続く見通しです。
アメリカの気象当局は注意報や警報を継続し、車での移動の際は路面状況の悪化や急激な視界不良などに警戒するように呼びかけています。
▼レイクエフェクトとは?
「レイクエフェクト」は冷たい空気が五大湖の上空に流れ込んだ時に、湖から供給される水蒸気によって雲が発達して風下の地域に雪を降らせる現象で、日本の日本海側で雪が降るパターンと似たメカニズムです。
出典
写真:AFP=時事
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