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低気圧の通過で雪や雨が強まる 東北北部は積雪の急増に注意

ウェザーニュース / 2024年12月6日 9時15分

ウェザーニュース

今日6日(金)は低気圧の通過に伴い東北を中心に雪や雨の強まっている所があります。内陸部を中心に積雪が急増するおそれがあるため注意が必要です。

風も強く吹雪になる所も

今朝、日本海で発生した低気圧が東に進み、東北に近づいています。低気圧の東側から南側にかけて雲が発達していて、雪や雨が強まってきました。

青森県の広い範囲や秋田県、岩手県の山沿いでは雪の所が多く、気温が下がってきたこともあり地面に積もり始めています。9時までの1時間に青森県弘前市で5cm、青森空港では4cmの雪が新たに積もりました。

低気圧が通過していく昼過ぎにかけて局地的に強い雪が降り、路面状態が急速に悪化したり、視界が悪くなる可能性がありますので、車での移動は注意が必要です。


東北の日本海沿岸から北陸の平野部、山陰にかけては雨で、活発な雨雲の周辺では雷や霰(あられ)を伴っています。

低気圧の周辺では風も強く、山形県酒田市・飛島では38.2m/s、新潟県佐渡市・相川では32.4m/sの最大瞬間風速を観測しました。山形県と秋田県には暴風警報が発表中で、横殴りの雨や吹雪になる所もある見込みです。

午後からは寒気が南下

低気圧が東に抜けた後は上空の寒気が一層南下して、冬型の気圧配置が強まります。現在は雪が小康状態となっている北海道の日本海側でも雪が降り出し、東北は雨から雪に変わる所が多くなる見通しです。


寒気の南下によって気温が下がるため雪が積もりやすくなり、夜間の路面状況はさらに悪くなることが考えられます。昼間以上に慎重な運転を心がけてください。

北陸では異なる方向の風がぶつかることで発達した雲の帯が形成され、平野部では雷や霰を伴った強い雨、山沿いでは湿った強い雪が降る見込みです。新潟県にはすでに大雨警報が出ていて、今後の雨で土砂災害の危険性が高まるおそれがあるため警戒をしてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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