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北日本日本海側は強い雪 北陸から山陰は雷雨や突風などに注意

ウェザーニュース / 2024年12月11日 11時0分

ウェザーニュース

今日11日(水)は冬型の気圧配置が強まり、北日本の上空に強い寒気が流れ込んでいます。日本海側の広い範囲で雪や雨となっていて、局地的に強まるおそれがあるため注意が必要です。

北海道は積雪が急増 吹雪の所も

昨日は一旦弱まっていた冬型の気圧配置が今日になり強まってきました。北海道の上空5500m付近には−39〜−42℃の強い寒気が流れ込んでいて、局地的に雪雲が発達しています。


北海道は道北を中心に積雪が急増していて、10時までの6時間で羽幌町は24cm、名寄市では18cmの新たな雪が積もりました。沿岸部では瞬間的に20m/s前後の強風も吹いていて、吹雪となっています。

また、日本海では北寄りの風と西寄りの風がぶつかることでJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が形成されて雲が発達し、活発な雲が北陸方面に伸びている状況です。新潟県の一部では雨が続いていることで土砂災害の危険度が高くなっている地域があり、大雨警報が発表されています。

北陸から山陰では雷雨や霰(あられ)に注意

強い寒気は今夜から明日12日(木)にかけて北海道上空に居座る見通しで、雪雲の強まりやすい状況が続きます。

1時間に5cmを超えるような強い雪が断続的に降るため積雪がさらに増加する見込みです。明日夜までに平野部も含む広い範囲でさらに10〜30cmの雪が積もり、局地的にはそれ以上の積雪となる可能性があります。除雪はこまめに行う必要がありそうです。

JPCZに伴う雲の帯は次第に南下するため、今日の午後は近畿北部や山陰でも雨が降り、雷や霰(あられ)、突風などを伴うことがある予想です。北陸から関東甲信北部の山沿いは強い雪になり、短時間に積雪が急増するとみられます。峠道などを車で走行する場合は路面状況の悪化に注意し、冬用タイヤやチェーンなどの滑り止めをご用意ください。

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