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関東の空に虹色現象が出現 薄雲を構成する氷の粒が創り出す

ウェザーニュース / 2024年12月11日 14時46分

ウェザーニュース

冬晴れが続いている今日11日(水)の関東は午後になって薄雲が広がり、様々な虹色現象が出現しました。

茨城県では複数の現象が同時に見られる

上空の高い所に広がる薄い雲は細かい氷の粒で構成されています。太陽の光が氷の粒を通過する時に屈折し、その屈折の仕方によって様々な虹色現象が現れることがあります。

茨城県神栖市では太陽の周囲を取り囲む光のリングである「ハロ」、太陽の左右に現れる「幻日」、太陽の上に現れハロと重なる「上部タンジェントアーク」、空の高い所に見える逆さ虹「環天頂アーク」、それと重なり合う「ラテラルアーク」が同時に見られました。

それぞれの現象は条件が揃えば見ることができますが、これだけの現象が同時に確認できることは多くはありません。

春や秋は低気圧、前線などの接近前に薄雲が広がって虹色現象が現れるため、天気下り坂のサインとも言われています。ただ、今回は一時的に広がった薄雲ですので、この後も大きな天気の崩れはありません。明日も関東各地は冬晴れが続く見込みです。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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