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今夜は月と木星が接近 満月目前の明るい月との共演に

ウェザーニュース / 2024年12月14日 11時55分

ウェザーニュース

今日12月14日(土)の日没後の空では、月が木星に接近します。満月目前の明るい月と木星の共演は見ものです。

日の入り後は東の空に注目

12月8日(日)に「衝(しょう)※」を迎えた木星は、ほぼ一晩中みることができます。

木星はマイナス2.8等級もの明るさで輝きます。木星を囲うようにして、冬の星座の1等星たちと「冬のダイヤモンド」も見られるため、大変賑やかな様子を楽しむことができます。

14日(土)夜~15日(日)明け方には、満月間近の月が木星に接近します。夜空でも存在感のある月と木星の共演は見ものです。

▼14日(土)に昇る時刻(東京)
木星 15:54 月 15:08


※衝とは、太陽系の天体が地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間のことです。日の入りの頃に東の空から現れて、真夜中に南の空高くに昇り、日の出の頃に西の空に沈むため、一晩中見ることができます。

流星も観測できる可能性

13日(金)夜、三大流星群の一つ「ふたご座流星群」が一番の見頃を迎えました。14日(土)夜~15日(日)明け方も普段より多くの流星が期待できます。
一晩中観測のチャンスがありますが、特に深夜がおすすめです。

また、冬の夜空は複数の一等星が輝き、オリオン座や冬の大三角などの見つけやすい星たちがならびます。流星が見えない時も、星図アプリなどを活用すると楽しく星空が見られそうです。

気になる今夜の天気は?

14日(土)の日没後は、太平洋側は関東や九州、北海道などで晴れる所が多い予想で、美しい星空とともに月と木星が接近する様子を楽しめそうです。

山陰から北海道の日本海側は雪や雨の降る所が多く、観測には難しい気象条件となります。また、九州の東シナ海側や近畿周辺も雲が広がりやすいため、見えたとしても雲のすき間から顔をのぞかせる形になりそうです。

参考
国立天文台「ほしぞら情報」

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