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北陸、東北で雪や雨が強まる 積雪の増加、土砂災害などに注意

ウェザーニュース / 2024年12月18日 9時1分

ウェザーニュース

今日18日(水)も冬型の気圧配置が続いています。強い寒気の南下に伴い雪雲、雨雲が発達していて北陸から東北を中心に強い雪や雨に注意が必要です。

12月中旬としては積雪が多い

日本付近は長期間にわたって冬型の気圧配置が継続しています。今日は上空の強い寒気が南下している影響で日本海側に広がる雲が発達し、北陸、東北を中心に活発な雲が流れ込みやすい状況です。

東北の各地や北陸の山沿いなどは雪になっていて、積雪が増加しています。8時までの6時間で山形県新庄市で14cm、青森市で11cm、新潟県妙高市・関山で10cmの新たな雪が降り、短時間で積雪が急増しています。青森市は6時の時点で積雪が72cmに達し、12月中旬としては10年ぶりの70cm台です。

昼過ぎにかけて広い範囲で断続的に雪が降る見込みで、積雪の急増による路面状況の悪化や、除雪作業中の落雪などに注意が必要です。

北陸は長期間の雨で土砂災害に警戒

北陸の沿岸部は雨の所が多く、強い所では1時間に5mm前後の雨になっています。

冬型が長期間継続しているため新潟県内を中心に12月に入ってからの雨量が多くなっていて、12月1日0時から今日18日(水)8時までの積算雨量は柏崎市で434.0mm、上越市・高田では400.0mmに達しました。柏崎市の12月の平年降水量は356.2mmですので、すでに大きく上回る水準です。

雪ではなく雨で降っていることもあって地盤が緩み、土砂災害の危険度が高まっています。新潟県と富山県の一部には大雨警報が発表されていて、新潟県柏崎市、出雲崎町、刈羽村には土砂災害警戒情報の発表中です。目先は今日の夕方まで雨の強まりやすい状況が続きますので、急な斜面など危険な所には近づかないようにしてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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