日曜からの強い冬型で100cm超の大雪も 吹雪にも警戒を
ウェザーニュース / 2024年12月20日 17時45分
明後日22日(日)から冬型の気圧配置が強まります。強い寒気が流れ込んで日本海側の広い範囲で雪が降る見込みです。多い所では23日(月)にかけて100cm以上の積雪となるおそれがあり、立ち往生などに警戒が必要です。
強い寒気が日本列島の上空に流れ込む
22日(日)は日本の東の海上で低気圧が発達します。その一方で大陸からは高気圧が張り出し、日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込みです。
降水があれば平地で雪になる目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気は22日(日)の朝に九州や瀬戸内海付近まで南下し、23日(月)の朝には関東の南まで南下する予想となっています。
北日本から北陸にかけては平野部も含む広い範囲で雪となり、近畿北部や山陰も内陸部では雪になる見通しです。特に東北から北陸に活発な雪雲がかかる可能性が高く、積雪が急増するおそれがあります。
北陸・関東甲信北部の山間部で積雪多い
23日(月)夜までの積雪増加量は北陸から関東甲信の山沿いが最も多く、標高の高い山間部ではわずか2日ほどで100cm以上に達する予想です。
峠道などは急激な積雪の増加で立ち往生が発生して、走行困難になるおそれがあります。車で移動する必要がある場合は冬用タイヤの装着はもちろんのこと、スタックした時に脱出できるような装備も備えるようにしてください。
そのほか、東北の内陸部や山沿い、北陸の山間部で50cm以上の所があり、西日本でも中国山地を中心に10〜30cmの積雪が予想されます。月曜日の朝の時点で多くの雪が積もり、通勤・通学に影響する可能性もあるため警戒が必要です。
強い北風が吹き荒れる
低気圧が東の海上で発達する一方で、大陸からの高気圧の勢力も強いため、東西の気圧差が大きくなります。全国的に北西の風が強まり、瞬間的には25m/sを超える所がある見込みです。
雪が降る日本海側では吹雪となるため視界不良となります。吹き溜まりによる局所的な積雪の急増にも注意をしてください。
晴れる太平洋側も冷たい風が吹き付けることで体感温度が低下し、厳しい寒さになります。外出をする場合は真冬の最大限の防寒が必要です。
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