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日本と同時にヨーロッパにも寒気南下 アルプス周辺で大雪に

ウェザーニュース / 2024年12月23日 9時0分

ウェザーニュース

日本付近と時を同じくしてヨーロッパもクリスマス前に寒波に見舞われました。北西からの風が強く吹き付け、アルプス山脈周辺では積雪が急増しています。

山間部では100cm以上の降雪

クリスマス前に北極からの寒気が各地に流れ込んでいます。ヨーロッパ方面では上空5500m付近で−30℃以下の寒気が大きく南下し、現地時間の23日(月)朝(日本時間の23日午後)には地中海付近まで流れ込む見通しです。

寒気の南下とともに北西から強い風が吹き付けている影響で、アルプス山脈の周辺で断続的に雪が強く降っています。スイスの気象当局の解析では48時間の降雪量が山間部の多い所で100cm以上に達しました。

雪のピークは過ぎつつあるものの、現地時間の24日(火)にかけて山沿いや山間部ではさらに積雪が増加する見込みです。フランスやスイス、オーストリアなどの当局は雪に関する注意報、警報を発表し、雪崩の発生や吹雪による視界不良などに警戒するよう呼びかけています。

イタリア・ローマは今季一番の寒さ

寒気の南下によって普段は比較的温暖な地中海沿岸でも気温が下がり、ローマのチャンピーノ空港では22日(日)の最低気温が今季初めて氷点下となりました。平年の最低気温が5℃前後ですので、強い冷え込みです。

長期間居座る寒気ではありませんので、23日(月)以降は朝晩の冷え込みが弱まるとみられます。

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