ひと晩で30cm以上も積雪増 明日にかけて日本海側や山沿いは大雪警戒
ウェザーニュース / 2024年12月23日 7時35分
週末から強い冬型の気圧配置となっていて、上空は寒気に覆われています。日本海側の各地で雪が強まり、今朝までに積雪が急増しているところがあります。
寒気のピークは越えてだんだんと雪は落ち着いていく見込みですが、北日本の日本海側や北陸や関東の山沿いでは今日いっぱいは大雪に警戒が必要です。沿岸部では吹雪となるおそれもあります。
さらに積雪が増加 吹雪による視界不良にも注意
上空5500m付近で−33℃以下の強い寒気が東北南部付近まで南下してきます。東北日本海側や北陸の山沿い、北関東・信越の山地では昨日から断続的に雪が強まりました。
今朝7時までの1時間に富山県高岡市の伏木では7cmの強い雪が降りました。山形県尾花沢市、福島県南会津町の南郷でも1時間に5cm積雪が増える降り方となっています。また、昨夜から今朝7時までの12時間で福島県南会津町の南郷では37cm、群馬県みなかみ町の藤原では29cm、青森県平川市の碇ケ関28cmも積雪が増え、ひと晩でかなりの雪が積もりました。
寒気の南下のピークは今朝にかけてとみられ、このあとは雪の降り方もピークは越えていくものの、明日24日(火)にかけてはさらに積雪が増える予想です。東北南部や関東北部、北陸の山沿いの多いところでは、明日の朝までにさらに50cm以上も積雪増加が見込まれています。車のスタックや立ち往生などが発生することも考えられるので、車を運転される方は冬用タイヤの装着やタイヤチェーンの携行など、雪道用の装備をご準備ください。
円幹部を中心に風も強く吹いていて、瞬間的には25m/s前後の暴風が吹くおそれもあります。吹雪による視界不良にも注意・警戒が必要です。除雪・排雪や雪下ろしの際の事故にも十分注意してください。
小樽や札幌は急な雪の強まりに注意
北海道では渡島半島や留萌市周辺に雪雲が流れ込み、しっかりとした雪になっています。今日の昼頃からは石狩湾で発生する低気圧や擾乱が南下してくるため、小樽市などで急に雪が強まるおそれがあります。1時間に5cmを超えるようなペースで雪が降り、一気に路面状況が悪化することが考えられます。札幌市内でもこの影響を受ける可能性があり、雪で視界が悪くなるおそれがあるので注意が必要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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