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あなたの冷えタイプは?タイプごとの正しい対策で体が改善

ウェザーニュース / 2025年1月4日 5時10分

ウェザーニュース

年末年始からぐっと冷え込む日が続いています。体が冷えると、肩こりや腰痛、便秘などの様々な不調に影響を及ぼしているといいます。

「大切なのは自分の体を知って、不調の原因となる冷え対策をすること」と、イシハラクリニック副院長・石原新菜先生は説明します。冷えのタイプと対策について教えていただきます。

不調は”冷え”のせい?

「漢方で『冷えは万病のもと』というように、冷えは肌荒れ、むくみ、胃痛、胸やけ、便秘や下痢、肩こり、腰痛、女性ならば生理痛や生理不順など、様々な不調と深い関わりをもっています。

冷えやすい食習慣、運動不足や入浴時間の短縮、ストレスなど、現代日本人の生活は、冷えやすいものとなっています。なかには自分の体質について『冷えではない』『暑がり』などと誤解していることもあります。冷えのタイプを知って、体質を改善していきましょう」(石原先生)

冷えのタイプと対策

(1)末端冷えタイプ
指先や足先など、末端部分が冷たくなりやすいタイプです。顔色がくすみがちで、ニキビや肌荒れなどのトラブルも多いです。今の時季は足先が冷えて寝つけないことも。

「血液が末端まで届きにくくなっている状態で、手足が冷めたくなるので“冷え”の自覚がある人が多いです。ダイエットなどで栄養不足があると起こりやすいです。

靴下やカイロで、手足だけでなくお腹や腰も温めましょう。入浴は湯船につかる、運動で血行をよくする、温かい食事を取るなど、意識して冷やさない生活を心がけましょう」(石原先生)

(2)下半身冷えタイプ
ほてりを感じたり、顔や背中から汗をかくことがあります。冷たい飲み物が好きで便秘がち、イライラしやすいです。ニキビや肌荒れ、目の下のクマに悩まされることも多くなります。

「上半身がほてっていても、実は下半身が冷えています。主に下半身の筋肉が少ないことで起こっています。30歳代〜更年期の女性に比較的多く、暑がりだと誤解していることも。

下半身を冷やさないこと、温めることが大切です。根本的な改善には、体を動かして筋肉をつけていきます。特に、下半身の筋トレは取り入れたいものです」(石原先生)

(3)内蔵冷えタイプ
手足や体の表面は温かいのですが、下腹部を手で触ると冷たく感じます。冷えの自覚がない人もいます。便秘と下痢を繰り返したり、かぜを引きやすいなどの不調があります。

「内臓に十分に血液が届いていないために、腸の動きが悪くなるなど、内臓機能が低下している状態です。疲れやすかったり、免疫力が低下してかぜも引きやすくなります。

冷たい飲食物を好んでないか、食生活を見直しましょう。また、お腹を冷やさないように、普段から腹巻きをつけるのがおすすめです。お風呂は湯船に、腹筋を鍛えるのも効果的」(石原先生)

(4)全身冷えタイプ
冷えの自覚があるか、一年中寒いと感じているタイプ。夜中にトイレのために起きてしまうこともあります。顔色が青白く体力もないほうで、だるさや食欲不振を感じやすいです。

「手足も内臓も冷え切っているタイプです。低体温のことが多く、疲れやすいです。冷えとしては最も深刻な状況です。

入浴は湯船で、食事では体を温める食材を選ぶほか、前述3タイプで紹介した全ての冷え対策を勧めます。ストレスや疲れもよくないので、体を温めリラックスする時間を大切に」(石原先生)

自分の体のことを知り、原因となっていた習慣を改めることが大切だといいます。

「体が冷えやすい季節になってきたので、入浴は湯船で体を芯から温めましょう。運動もぜひ取り入れたい習慣です。体を動かすことで血行がよくなり、体の熱を作り出す筋肉を増やすことができます。食事やカイロやレッグウォーマーの活用など、小さなことでも少しずつ体を楽にすることはできます」(石原先生)

こうした対策を続ければ、2週間ほどで体が変わってくるといいます。全国的に厳しい寒さが続いていますが、“冷え対策”で元気に過ごしていきましょう。

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