穏やかな天気は続かず今夜から下り坂 明日は北日本中心に雪や雨

ウェザーニュース

クリスマスの今日25日(水)は冬型の気圧配置が弱まり、日本海側の雪や雨は落ち着きました。ただ、穏やかな天気は長くは続かず、今夜遅くからは再び天気が崩れる見込みです。

夜遅い時間は一部で雪や雨に

大陸にある低気圧が前線を伴いながら日本海北部に進んできます。今夜21時の時点では低気圧は北海道の西の海上に達し、中心から伸びる温暖前線が道央から道南付近に伸びる予想です。

昼間は晴れ間の出る所が増える北海道ですが、夕方以降は再び雲が厚みを増していきます。日本海側の早い所では夜になると雪や雨が降り出す見込みです。

寒冷前線が近づく東北でも深夜には北部の日本海側から雨雲や雪雲がかかり始め、天気が崩れます。

明日の北日本は路面状態の変化に注意

明日26日(木)の朝にかけて雪や雨の範囲は拡大し、北日本の各地や北陸などに広がります。低気圧や前線に向かって南からやや暖かな空気が流れ込むため、北日本の平野部では雪ではなく雨の降る所がある予想です。

特に東北日本海側は先週末からの強い冬型の影響で雪が増えていて、今日9時の時点で青森市は65cm、秋田市は12cmの積雪になっています。道路に雪が多く残った状態で雨が降ると、非常に歩きにくくなったり、スリップしやすくなります。明日の外出は十分な注意が必要です。

前線が通過したあとは再び上空に寒気が流れ込んで次第に冬型の気圧配置が強まります。明日の夜は雨だった所も雪になり、強い風が加わることで吹雪になるおそれがあります。帰宅時間帯は視界不良にも注意をしてください。