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「お買い得になる」野菜は? 1月の野菜予報

ウェザーニュース / 2025年1月5日 9時5分

ウェザーニュース

年末年始は全国的に冬らしい寒さとなりました。太平洋側では晴れて空気が乾燥する日が続いています。物価高の影響もあり野菜も全体に値上がりしたようですが、このお天気は1月の野菜の生育や価格にどのように影響してくるのでしょうか。

「ここのところ生産地でまとまった雨量がないことが、野菜の生育に大きく影響している」と、スーパーマーケット「アキダイ」(本社・東京都練馬区)の秋葉弘道社長は心配します。詳しく教えていただきましょう。

1月にお買い得になる野菜は

12月は、物流費や人件費高騰の影響もあってさまざまな食品の値上がりが話題となり、野菜の価格も全体に高値となりました。ただ、値上がりが目立っていた野菜のなかに、価格が落ち着いてくるものもあるようです。

「ナス、ピーマン、トマトなどの果菜類は、年明けは下がってくるでしょう。基本的に昨秋の高温の影響でいろいろな作物がダメージを受けて高値になってしまっていました。さすがに、そろそろ落ち着いてくる感じです。ただ、雨次第のところもあります」(秋葉社長)

お買い得価格となりそうなのが、ふかすだけでも美味しく、煮物や汁物、お菓子の材料にも使える野菜です。

「サツマイモです。ここ数年間で一番安いですね。関東物のサツマイモを中心に、すごく美味しいです」(秋葉社長)

他にも、冬の煮物に欠かせない定番野菜であるレンコンも食べておくとよいそうです。

「レンコンは、1月中にたくさん食べておくとよいかもしれません。猛暑の影響から前倒し気味になっていますが、1月中は十分に出回るでしょう」(秋葉社長)

1月に価格が心配な野菜は

1月の野菜は全体に、関東などの雨不足の影響を大きく受けているといいます。

「本来、ものはあるのに、乾燥により生育が止まってしまっているために小さいのです。

キャベツやダイコン、ホウレンソウやコマツナなどの葉物野菜ですね。ホウレンソウは記録的な高値になっています。

ここで少しでも雨が降れば2週間ほどで落ち着くはずなのですが、その雨が来ないようなのが悩ましいところです。

ハクサイは年末には高値の状態でしたが、これは暖かいために秋冬ものが早めに出てしまっていた影響と、雨不足で生育が止まってしまっていることによります。今後は平年より高めになりますが、少しずつ落ち着いてくるでしょう。

ダイコンは、小さめのものが高めの値段で出回っています。いつもの暖冬なら大きく太めに育つはずなのですが、雨がないので育たないのです。

レタスも高値となっていますが、15〜20日くらいを目処に少しずつ落ち着いてくるでしょう」(秋葉社長)

この価格は続いてしまうのでしょうか。

「雨次第、天気次第なところがあります。全体的に平年の1.5倍くらいの値段になっています。

あとは、カボチャのように円安や輸送費の影響で高めになってしまうものもあります。サトイモも年明けからしばらく高値でしょう」(秋葉社長)

1月からはカゼなど感染症も心配な時期でもあります。よい野菜を賢く見つけ美味しく食べて栄養を摂っていきたいものです。




取材協力
スーパーマーケット「アキダイ」(本社・東京都練馬区)

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