大晦日は北日本を中心に荒天注意 年越しは日本海側で吹雪のおそれ

ウェザーニュース

明日30日(月)は冬型の気圧配置が弱まり、日本海側の雪や雨が落ち着きます。

ただ、すぐに新たな低気圧や前線が近づき天気は下り坂に向かいそうです。明後日31日(火)・大晦日は北日本を中心に荒れた天気となるおそれがあります。

北日本でも雨になり路面状態が悪化

明日の夜には日本海で低気圧が発生し、一旦雪や雨が落ち着く日本海側で再び天気が崩れます。早い所では夕方頃から雪や雨が降り出す見込みです。

低気圧は発達しながら東に進んで31日(火)大晦日の朝には北海道の西に達する予想となっています。南から暖かな空気が流れ込んで、平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近で−6℃のラインは北海道付近まで北上する見通しです。


午前中は東北から北海道の道南にかけて雪ではなく雨になるとみられます。27日(金)からの寒波で大雪となった所に雨が降ることで、路面状態が非常に悪くなりますので要注意です。市街地での落雪や山間部の雪崩にもお気をつけください。

一方で北海道の道東内陸部では湿った雪が強く降り、積雪が急増するおそれがあります。路面悪化に加えて着雪にも注意をしてください。

年越しは吹雪となるおそれ

低気圧の通過後は再び寒気が流れ込んで、北から雪の範囲が拡大します。

新年を迎える深夜には上空1500m付近で−6℃のラインが関東北部から北陸、山陰付近まで南下する予想で、北日本の日本海側と北陸はほとんどの所が雪になる見込みです。近畿北部や山陰でも内陸部や山沿いでは雪に変わる所があります。

低気圧の発達により北西〜西の風が強く、各地で吹雪になる予想です。二年参りなどで屋外で年越しを過ごす計画をされている場合は、無理をしないようにしてください。