低気圧通過後に寒気が南下 日本海側は積雪急増や吹雪に要注意
ウェザーニュース / 2024年12月31日 16時30分
大みそかの今日12月31日(火)は、低気圧が発達しながら北日本付近を通過しています。本州の日本海側や北海道の広範囲で雪や雨が降っていて、今夜から明日・元日も雪や雨・風の強まりに注意が必要です。
雷を伴い雨の強まったところも
今日31日(火)は前線を伴った低気圧が発達しながら東北付近を東に進んでいて、本州の日本海側では広範囲で雨や雪が降っています。沿岸部では風も強まり荒れた天気となってきました。新潟県新潟市巻では昼過ぎに最大瞬間風速27.2m/sを観測しています。
寒気が一旦、北に後退しているため、東北の平野部など雪ではなく雨が降っているところも多くなっています。午後は北陸の所々で1時間に10.0mm以上のやや強い雨を観測しています。局地的に雨雲が発達して、雷や霰(あられ)を伴っている所もあります。
気温の低い北海道は湿った雪が降っています。道東太平洋側の各地で朝から10cm前後の雪が降りました。今夜にかけて道東の多い所では20cmから30cmの新たな雪が積もる見込みです。重く湿った雪のため、着雪などにお気をつけください。
今夜は雨が雪に変わる所も
今夜は低気圧が東海上で発達し、日本付近は再び冬型の気圧配置になります。北日本の日本海側は雪が降り、札幌市内など市街地も含めて積雪急増の恐れがあります。
上空の寒気が南下するため、東北沿岸部や北陸山沿いも雨が雪に変わってきます。北陸山間部ではさらなる積雪の増加や路面悪化にお気をつけください。
風も強まり、北日本から東日本の広い範囲で平均15〜20m/s、瞬間的には25m/s以上の風が吹き荒れます。日本海側では吹雪による視界不良にも注意が必要です。年越しのタイミングに荒天となりますので、初詣などで夜間に外出を予定している方は十分に注意してください。
太平洋側でも今夜からは風が冷たく感じられ、屋外では防寒が必須です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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