今季一番の寒気 西日本の平野部も大雪に 車の立ち往生など警戒
ウェザーニュース / 2025年1月9日 6時55分
日本列島は冬型の気圧配置が強まり、今日9日(木)から明日10日(金)は今季一番の寒気が流れ込む予想です。広い範囲で雪が強まり、西日本の平野部も大雪になる見込みです。
積雪急増による立ち往生などのおそれ
今日9日(木)は西日本を中心に強い寒気が流れ込みやすくなる見込みです。平地で雪になる目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気は太平洋側まで南下し、−12℃以下のさらに強い寒気が中国地方を覆う予想となっています。
西日本は日本海側だけでなく、瀬戸内側など広い範囲で雪雲が発達し、明日10日(金)にかけて大雪となる見込みです。近畿北部から山陰では平野部でも10〜30cmの積雪が予想され、中国山地では多い所で50cm以上に達する見通しです。すでに雪が強まっている北陸から東北南部の内陸、山沿いでは局地的に100cm以上のドカ雪になるとみられます。
急激な積雪の増加により立ち往生による大規模な交通障害が起こるおそれがあるとして、国土交通省は気象庁と合同で会見を行いました。不要不急の外出を控えるよう呼びかけるとともに、予防的通行止めを行う可能性があることを発表しています。
そのほか、積雪が急増することによる屋根からの落雪や雪崩、着雪による停電などにも警戒が必要です。
濃尾平野に雪雲が広がり名古屋も雪の可能性
また、明日10日(金)は日本海側の雪雲が濃尾平野に広がる可能性があり、風向きによっては名古屋市内でも本格的な雪となります。
今日9日(木)の夜に上空の気圧の谷が通過した後は西寄りの風から北西の風に変わるため、雪雲が若狭湾から滋賀県を通り、濃尾平野まで広がる見込みです。現時点の予想では雪雲は三重県北部に流れ込む予想となっています。ただ、風向きが少し西寄りになると名古屋市内に雪雲がかかることになるため油断ができません。
名古屋市内にかからない場合でも、あまり雪の積もらない地域で積雪のおそれがあるため注意は必要です。
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