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北陸から東北南部で大雪に 車の立ち往生などに警戒を

ウェザーニュース / 2025年1月9日 10時15分

ウェザーニュース

日本列島は冬型の気圧配置が強まり、今季一番の寒気が流れ込んできました。北陸や東北南部で断続的に雪が強まり、山沿いを中心に積雪が急増しています。車の立ち往生など警戒が必要です。

北陸平野部も雪が積もり始める

昨日8日(水)から冬型の気圧配置が続き、日本列島の上空には強い寒気が流れ込んでいます。このため、北陸や東北南部では断続的に雪が強まりました。

昨夜からはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の停滞した東北南部日本海側や新潟県で積雪が急増しました。

今日9日(木)9時までの24時間降雪量は福島県西会津町51cmで新潟県魚沼市守門42cm、福島県会津若松市でも28cmに達しています。積雪は福島県猪苗代町で80cmを超え、磐越西線の一部で運転を見合わせています。また、上空の寒気が強まった北陸内陸部も積雪が増えています。

今日9日(木)9時までの24時間に岐阜県白川村で42cmの雪が降り、積雪は159cmとなっています。今朝は富山市や金沢市、福井市といった都市部も雪化粧しています。この後はさらに上空の寒気が強まる見込みです。

明日10日(金)にかけて、北陸から東北南部の内陸、山沿いでは、局地的にはさらに100cm以上のドカ雪になるとみられます。急激な積雪の増加により立ち往生による大規模な交通障害が起こるおそれがあるとして、国土交通省は気象庁と合同で会見を行いました。

不要不急の外出を控えるよう呼びかけるとともに、予防的通行止めを行う可能性があることを発表しています。

そのほか、積雪が急増することによる屋根からの落雪や雪崩、着雪による停電などにも警戒が必要です。平野部でも気温が下がり、まとまった雪になる見込みです。

西日本でも大雪のおそれ

西日本でも日本海側だけでなく、瀬戸内側など広い範囲で雪雲が発達し、明日10日(金)にかけて大雪となる見込みです。

近畿北部から山陰では平野部でも10〜30cmの積雪が予想され、中国山地では多い所で50cm前後に達する見通しです。

また、今夜から明日にかけては日本海側の雪雲が濃尾平野に広がる可能性があり、風向きによっては名古屋市内でも本格的な雪となります。

西日本太平洋側や東海でも積雪のおそれがあるため注意は必要です。


写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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