明日にかけても日本海側は大雪続く 車の立ち往生などに警戒を
ウェザーニュース / 2025年1月9日 15時21分
今日9日(木)の日本列島は冬型の気圧配置が強まり、今季一番の寒気が流れ込んでいます。明日10日(金)にかけても日本海側では広範囲で大雪となるおそれがあります。短時間での積雪急増や車の立ち往生、鉄道への影響、屋根からの落雪、雪崩などに厳重な警戒が必要です。
東北南部などで積雪急増
今日9日(木)も日本列島の上空には強い寒気が流れ込んでいます。特にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の停滞した東北南部日本海側や新潟県で積雪が急増しました。
今日9日(木)14時までの24時間降雪量は、福島県の西会津町と金山町で48cm、山形県米沢市34cm、福島県会津若松市31cm、新潟県魚沼市守門30cmです。山間部では積雪が150cmを超えたところもあります。
また、上空の寒気が強まった北陸から山陰の山沿いでも積雪が増えています。
今日9日(木)14時までの24時間に岐阜県白川村で45cmの雪が降り、積雪は166cmとなっています。中国山地でも昨日から30cm前後の新たな雪が降ったところがありました。
内陸や山沿いは外出控えて
この後はさらに上空の寒気が強まる見込みです。
明日10日(金)の夜にかけて、北陸から東北南部の内陸、山沿いでは、局地的にはさらに100cm前後のドカ雪になるとみられます。JPCZは少しずつ南に移動するため、今日の午前中にそれほど雪の降らなかったエリアでも大雪となる可能性があります。
北海道や東北北部も明日にかけて活発な雪雲が南下し、青森県などでも再び雪が強まる見込みです。急激な積雪の増加による立ち往生による大規模な交通障害が起こるおそれがあるとして、国土交通省は気象庁と合同で会見を行いました。不要不急の外出を控えるよう呼びかけるとともに、予防的通行止めを行う可能性があることを発表しています。
屋根からの落雪や雪崩、着雪による停電、猛吹雪による視界不良などにも警戒が必要です。日本海側では平野部でも大雪となるところがある見込みです。
東海や西日本も積雪のおそれ
上空の寒気が強いため、雲の一部は太平洋側にも流れ込んでいます。今日は九州や四国でも雪の降ったところがありました。
寒気がピークとなる今夜は、東海や西日本太平洋側の平野部でも雪の積もる可能性があります。名古屋市など都市部でも雪化粧する可能性があり、明日の朝は路面凍結にも注意が必要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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