北日本や北陸 午前中は寒気の影響で雪 夜は低気圧接近し雪や雨が強まる

ウェザーニュース

昨日から強まった寒気の流れ込みにより、北日本の日本海側や北陸では雪の降っているところがあります。

今日は一旦小康状態となるところが多いものの、今夜は低気圧の接近により急速に天気が悪化し、広範囲で雪や雨が降る予想です。荒れた天気に注意してください。

山沿いでは12時間に40cm以上の降雪を観測

今朝は上空の寒気の南下に伴い、北日本の日本海側や北陸で雪が降っています。山沿いを中心にまとまった降雪となっていて、12時間降雪量は最大で、青森県青森市のアメダス酸ヶ湯で49cm、新潟県妙高市のアメダス関山で42cm、津南町のアメダス津南で40cmを観測しています。

冬型の気圧配置は明日17日(金)にかけて続くものの、寒気の流れ込みのピークは今朝までと今夜以降の二回に分かれていて、その狭間にあたる今日昼間は降雪が小康状態となるところが増えそうです。

雪かきや雪下ろしなどの作業をされる場合は、屋根からの落雪や転落事故、除雪・排雪機器での事故などに十分注意してください。山地では雪崩（なだれ）にも注意してください。

今夜は急速に天気が悪化

今夜からは上空に寒気を伴った気圧の谷が接近してきて、対応する低気圧が大陸から津軽海峡付近へ南東進してきます。温暖前線に相当する雲がかかる青森県周辺では昼間もあまり天気が回復せず、その他の北日本の日本海側や北陸でも、夕方以降に急速に天気が悪化します。

夜は広範囲で雪や雨が降り、深夜にかけて降り方が強まる予想です。大気の状態が不安定となるため、短時間の積雪の急増や落雷、突風などに注意してください。

低気圧の通過後は再び寒気の影響が強まるため、明日17日(金)も日本海側を中心に雪や風が強まる見込みです。吹雪による視界不良や積雪の増加に注意が必要です。