週間天気 週後半は不安定な天気に 全国的に気温やや高め

ウェザーニュース

■この先1週間のポイント■

・冬型の気圧配置になりにくい
・週後半は大気の状態不安定
・気温は平年よりやや高め

今週前半は冬型の気圧配置になりにくく、雪や雨が降ってもそれほど広範囲に及ぶものではない見込みです。週後半には北日本を低気圧が通過し、日本海側を中心に荒れた天気となるおそれがあります。

期間を通して寒気はあまり南下せず、厳しい寒さは和らぎます。

冬型の気圧配置になりにくい

22日(水)〜27日(月)の週間天気図

22日(水)、23日(木)にかけて、日本付近は緩やかに高気圧に覆われるため、西日本〜東日本の太平洋側は晴れる日が多くなります。

日本海側では低気圧や上空の気圧の谷などの影響で雲が広がり、雨や雪が降りやすい天気となります。ただ、冬型の気圧配置は長続きせず、強い寒気の南下は予想されていないため、広範囲で荒れた天気にはならない見通しです。

週後半は大気の状態不安定

24日(金)から25日(土)にかけて、上空に寒気を伴った低気圧が北日本を通過する影響で、大気の状態が不安定になる予想です。

北日本や日本海側の地域、特に北陸周辺を中心に雪や雨が降りやすくなり、落雷や突風、あられなどを伴う可能性もあります。東日本から東北の太平洋側でも変わりやすい天気となり、雨の降る可能性があります。

ただ、週後半は予報の不確実性が大きく、低気圧の進路によっては天気の崩れる範囲や影響が変わります。随時最新の情報をご確認ください。

気温は平年よりやや高め

今日20日(月)から二十四節気「大寒」の時期に入りましたが、今週は全国的に気温が平年よりはやや高めで推移する見込みです。

もともと一年の中でも最も寒い時期なので「さほど厳しくない寒さ」程度ではありますが、西日本や東日本では最高気温が15℃に迫るような日もある予想です。梅の開花が進んだり、早いところでは僅かですが、スギ花粉が飛び始めてもおかしくありません。

北海道、東北や北陸の山沿いでも気温が上がり、湿った雪や雨の降る可能性があります。融雪による路面状況の悪化、つららの落下、落雪、雪崩などの融雪災害に警戒してください。