来週の立春頃から寒波が襲来 この冬では最大規模か

ウェザーニュース

来週2月3日(月)は立春です。暦の上では春を迎えますが、それとは裏腹に寒波の襲来が予想されます。この冬では最大規模となる可能性があるため要注意です。

ここ数年で一番の寒気になる可能性も

週末の2月1日(土)から2日(日)にかけて南岸低気圧が日本付近を通過します。その後、立春の3日(月)頃から寒気が南下し、4日(火)以降、日本列島の広い範囲を覆ってくる見込みです。

4日(火)の上空5500m付近の寒気の分布を見ると、北極方面から日本をはじめとした東アジアエリアに広がっていることがわかります。大雪の目安となる−36℃以下の薄い紫色の領域は非常に広く、中心付近には−42℃以下の領域もみられます。

この冬に日本列島にやってくる寒気としては最大規模で、ここ数年で見ても一番の強さを予想しているコンピューターシミュレーションの計算もあるほどです。これだけの寒気が流れ込むことで北日本から西日本の広範囲で大雪となり、全国的に厳しい寒さに見舞われます。

雪や寒さへ万全の備えを

来週の各地の予報を見ると、4日(火)から6日(木)にかけて北日本の日本海側は北陸は軒並み雪になる見通しです。4日(火)は福岡市も雪の予想で、西日本の日本海側でも大雪となるおそれがあります。風向きによっては名古屋市など濃尾平野や大阪市など関西エリアに雪雲が広がってもおかしくありません。

また、全国的に気温が下がり4日(火)以降は関東以西も最高気温が軒並み一桁で、最低気温は氷点下まで下がる日がある予想です。那覇市でも最高気温が15℃に届かず、全国的に真冬の厳しい寒さと言えます。

寒気の強さやどの程度南下するかなど、まだ予測の不確実性はあるものの、寒波の襲来そのものは可能性が高い状況です。雪や寒さへの備えは早めに行うようにしてください。