立春寒波で来週は広範囲で大雪 全国的に真冬の厳しい寒さに

ウェザーニュース

立春を迎えた後の来週2月4日(火)頃から寒波が襲来します。この冬では最も強く、近年でもかなり強いクラスの寒気です。日本海側の広範囲で大雪となり、全国的に厳しい寒さとなるため早めの警戒が必要です。

広範囲の大雪で交通機関に影響も

来週4日(火)頃から流れ込む寒気は5日(水)がピークになる見通しです。上空1500m付近で−6℃以下の、降水があれば平地で雪になる目安の寒気は日本列島のほぼ全域を覆い、奄美から沖縄付近まで南下するとみられます。

九州北部から中国、北陸は−12℃以下の寒気が流れ込み、山陰の一部では−15℃以下の予想です。2010年3月から観測を行っている島根県松江市の高層観測で−15℃以下となったのは2016年1月24日のみですので、予想通りに南下すれば近年でもかなり強い寒気となります。

北海道から西日本にかけて日本海側は雪が強まり、雪雲の一部は太平洋側まで広がる見込みです。4日(火)から6日(木)にかけて広域で交通機関に影響が出るおそれがあります。移動などの予定がある場合は調整や変更などを検討してください。

全国的に厳しい寒さ

寒気のピークが予想される5日(水)は全国的に厳しい寒さです。特に最高気温に注目すると福岡市や大阪市、広島市などで5℃にも届かない予想となっています。大阪市でこの冬最も低い最低気温は1月10日の6.4℃ですので、これよりも大幅に低い気温です。

晴天が予想される東京都心でも7℃、仙台市は4℃までしか上がりません。

雪が予想される北陸や北日本の日本海側は昼間でも0℃前後で経過する見通しです。厳しい寒さで体調を崩さないよう注意をしてください。