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キャベツはどうなる? “恵の雨”の影響は? 2月の野菜予報

ウェザーニュース / 2025年2月1日 8時50分

ウェザーニュース

この冬は、いつもたっぷり食べられると思っていた野菜の価格に驚かされることが多かったのではないでしょうか。

ウェザーニュースで「野菜の購入頻度は変化した?」というアンケート調査(期間=1月23~24日、集計対象=11,505件)を行ったところ、男性の51%、女性で62%が「減った」という結果となりました。

特に手の届かない野菜になるかと思われたのがキャベツですが、スーパーマーケット「アキダイ」(本社・東京都練馬区)の秋葉弘道社長によると、「2月はお買い求めやすくなる」といいます。

野菜の生育は天候の影響を受けやすく、価格も日々変わります。2月の見通しについて詳しく教えていただきましょう。

2月にお買い得になる野菜は

1月にキャベツが驚くような高値となりましたが、天候の影響があったといいます。

「キャベツは、12月から1月にかけての雨不足が大きな理由となって、高すぎる価格となりました。1月に雨が降って生育が回復してきているので、価格は緩やかに下がってきます。

ピーク時に1個400〜500円していたものが、今は200円台後半になっていて、100円台後半まで下がるかもしれません。市場にものが出回り、同じ値段でも玉も小さめから大きくなってきています。

ダイコンも雨不足から小さくなり、ずっと高値でしたが、2月は大丈夫。1月の雨で生育が進み、1ヵ月前より安くなってきています」(秋葉社長)

他にも上手に買い求めたい野菜があります。

「お手頃価格になるのがブロッコリー。1月終わりでまだ高かったのは、この時期のメイン産地である西の方が、低温のために遅れたから。その辺が出てくるので下がってきます。ずっと高かったネギも、遅れていたものが出てくるので下がります。

トマトは今が1年でみても底値で、2月前半は安めになります。ただ原油高など生産コストは上がっています。2月後半にかけてスイッチが入って、値上がりしてくるでしょう。

ホウレンソウ、コマツナ、チンゲンサイなどの葉物野菜は、少し高値だったのが緩和されます。大雪でも降らない限りしばらくは安いでしょう。

ナノハナは基本的に順調ですが、雛祭り需要に向けて2月後半には上がります。2月の気温次第で値上がり幅が変わるでしょう。

キュウリも毎年節分の恵方巻き需要で高めになりますが、今年はそんなに上がらないでしょう。平年のこの時期より2割ほど安めです」(秋葉社長)

2月に値上がりしそうな野菜は?

ハクサイも、このところ値上がりが目立った野菜です。

「ハクサイは、雨不足から生育が悪かったのと、キャベツ不足のために需要が高まったことで値上がりしていました。この冬は寒波も来たために、その影響も受けました。2月の価格は上がり傾向で、中旬には市場にものも少なくなってかなり値上がりするでしょう。

ジャガイモも、西の方の産地からの出回りが悪くて高くなってきています。北海道産も前倒しで出てしまっているので、値上がりの一途をたどります」(秋葉社長)

2月後半から値上がりしそうな野菜もあります。

「レンコンは3月にかなり値上がりします。今の段階ではものはないことはないですが、2月後半からものが減り値上がりし始めます。

ニンジンも、今は安いけれど後半にかけて上がります。2月半ばまであるはずの秋冬ニンジンが今年は早く終わり、西の方の産地が低温で遅れているからです」(秋葉社長)

この時季は鍋などで、野菜は欠かせません。上手な買い物をして、しっかり食べていきたいですね。




取材協力
スーパーマーケット「アキダイ」(本社・東京都練馬区)

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