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1月の気温は“南低北高” 全国平均は平年と比べ+0.6℃

ウェザーニュース / 2025年1月31日 11時40分

ウェザーニュース

1月の日本の平均気温偏差は平年を上回る見通しです。北日本の高温傾向が顕著になりましたが、西日本は寒気の影響を受けやすかったため、昨年の1月に比べると平年に近い水準でした。

昨年ほどの極端な高温にはならず

都市化の影響が比較的小さい全国15か所の代表地点(※)の観測値による、1月の日本の平均気温偏差は30日(木)の時点で+0.61℃となっています。過去3番目の高さとなった昨年1月の+1.32℃に比べると平年に近い気温です。

1月は地域により気温差が大きくなったのが特徴的です。東日本と北日本は平年より高く、特に北海道は広い範囲で平年より2℃以上高い気温となりました。一方で西日本は平年に近く、九州や四国、沖縄で平年より低い所が多くなっています。

1月前半の寒気が西回りで流れ込んだため西日本で寒くなった一方で、北日本では影響が小さかったことが大きな要因です。

▼1月の平均気温平年偏差(高い記録)
 2020年 +2.02℃
 1989年 +1.59℃
 2024年 +1.32℃
 ーーーーーーーーー
 2025年 +0.61℃(30日時点)

※算出に使用している地点
網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島

2月は前半を中心に気温が低い予想

来週は強い寒波が予想され、2月前半は全国的に気温が低い傾向になる見通しです。西日本では1か月を通してみても平年よりも低い予想で、全国平均でも1月に比べると平年に近い気温になるとみられます。

ウェザーニューズ予報センター長期予報チームによると、3月以降は平年より高い傾向が続く見込みです。昨年は4月が記録的な高温となりましたので、3月以降の気温の動向が注目されます。

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