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立春寒波 来週は日本海側の広範囲で大雪 1週間前後続くおそれ

ウェザーニュース / 2025年1月31日 18時0分

ウェザーニュース

来週はこの冬でも最も強く大規模な寒気が日本列島の流れ込みます。北日本から西日本の日本海側で大雪のおそれがあり、積雪の急増による立ち往生などに警戒が必要です。

強い寒気が日本列島の広範囲を覆う

来週3日(月)の立春を過ぎ、4日(火)頃から強い寒気が南下します。上空5500m付近で−36℃以下の大雪をもたらす寒気が4日(火)の夜には北海道から山陰付近まで南下する予想です。

5日(水)には−42℃以下の寒気の中心部分が日本海に進んで、6日(木)にかけて寒波のピークとなります。


−36℃以下の寒気がこれだけ広い範囲を覆うことはそれほど多くはなく、数年に一度のレベルとみられます。ウェザーニューズ予報センター長期予報チームの分析では、今回の寒波は2021年1月に匹敵する強さです。この時は北陸の平野部でも1日で100cm以上の大雪となり、各地で大きな影響が出ました。

北陸は発達した雪雲がかかりやすい

5日(水)の雪の分布を見ると、日本海から北陸付近にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う活発な雪雲の帯が予想されています。上空の寒気が強い分だけ大気の状態が不安定になり雪雲が発達する見込みです。

JPCZは北陸付近に停滞する可能性が高く、数日にわたって断続的な強い雪になるとみられます。平野部も含む広い範囲で積雪が急増する見通しで、路面状況の急激な悪化による立ち往生の発生などに警戒をしてください。

また、西日本では日本海側だけでなく、九州の東シナ海側や四国の瀬戸内側などにも雪雲の拡大が予想され、雪の積もる所が増える予想です。普段はあまり雪の積もらない所でも積雪となるため、要注意です。

雪に加えて厳しい寒さに

7日(金)には寒波のピークは過ぎますが、北日本を中心に寒気の流れ込みやすい状況が続く見込みです。北陸から北の日本海側では雪が長引いて、1週間程度継続するおそれがあります。

雪が長引く分だけ積雪が増加するため油断のできない状況が続きます。ある程度の食料の備蓄などをしておくのも良いかもしれません。

全国的に気温が低く真冬並みの所が多くなります。西日本は特に低温傾向が顕著で、6日(木)は福岡市や大阪市の最高気温が5℃までしか上がらない予想です。晴れる関東も10℃に届くか届かないかで、朝晩は0℃近くまで下がるとみられます。雪が予想されていない地域も含め、寒さ対策は必須です。

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