寒波襲来により広範囲で大雪に 北陸平野部や西日本も厳重警戒を
ウェザーニュース / 2025年2月2日 17時50分
明後日4日(火)からは非常に強い寒気が日本列島の上空を覆います。日本海側では平野部も含めて広い範囲で大雪のおそれがあり、積雪の急増による立ち往生などに警戒が必要です。太平洋側にも雪雲の流れ込むことがあり、東海から九州にかけての都市部でも積もるところがある見込みです。
積雪急増による車の立ち往生に要警戒
上空の寒気の予想
立春の明日3日(月)夜から日本列島の上空に寒気が流れ込みはじめます。明後日4日(火)から6日(木)にかけて、日本列島の上空は非常に強い寒気に覆われる予想です。
上空5500m付近で−36℃以下の大雪をもたらす寒気が4日(火)の午後には北海道から山陰付近まで南下する予想です。5日(水)には−42℃以下の寒気の中心部分が日本海から北日本に進んで、6日(木)にかけて寒波のピークとなります。
JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)は北陸付近に停滞する可能性が高く、数日にわたって断続的な強い雪になるとみられます。北陸周辺の山間部では6日(木)にかけて1mを超えるような新たな雪の降るところがある見込みです。
山沿いだけでなく平地でも大雪となるおそれがあり、内陸部では1m近い降雪量になる可能性もあります。
気温が低くなるため、これまで雪の少なかった北陸沿岸部でも大雪となるおそれがあります。
また、近畿北部や山陰でも数十センチの降雪が予想されています。
日本海側各地で短時間での積雪急増による立ち往生の発生などに警戒をしてください。風も強まるため、猛吹雪による視界不良にも警戒が必要です。
この寒波は次の週末まで継続する可能性があり、積雪がさらに多くなるおそれがあります。大雪による影響が長引く心配もあるため、こまめに最新の情報を確認して備えを進めてください。
西日本の都市部も積雪注意
週間天気予報
今回の寒気は西日本の上空にも流れ込みます。
上空約1500mで−12℃以下の非常に強い寒気は、4日(火)から6日(木)にかけて九州北部や中国地方まで南下する見込みです。
西日本では日本海側だけでなく、九州の東シナ海側や山陽、四国の瀬戸内側などにも雪雲の拡大が予想され、雪の積もる所が増える予想です。
寒気の強まるタイミングでは、京阪神や濃尾平野に雪雲が流れ込む可能性もあります。
九州から東海にかけての太平洋側の都市部でも積雪や路面凍結に注意が必要です。
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