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今日から寒波 大雪・暴風雪に警戒を 北海道道東では記録的な降雪

ウェザーニュース / 2025年2月4日 6時30分

ウェザーニュース

冬型の気圧配置が強まり、上空に非常に強い寒気が流れ込み始めています。寒気の強さ・影響期間の長さから今季最強の寒波になることは確実で、大雪や暴風雪に警戒が必要です。

吹雪や積雪の急増により立ち往生が発生するなど、交通・物流への影響が懸念されます。

大雪警報・暴風雪警報が発表中 帯広では記録的大雪

北海道の西の日本海に低気圧があり、発達しながら北上する予想です。この影響で日本の上空には非常に強い寒気が流れ込んできます。北日本から西日本にかけての日本海側を中心に広い範囲で雪が降っていて、所々で降り方が強まっている状況です。

南東から湿った風が吹きつけている北海道・道東の太平洋側では昨夜から強い雪が続いていて、帯広市では5時までの6時間に85cmの記録的な降雪を観測しています(速報値)。十勝地方には大雪警報が発表中です。太平洋側では昼頃まで、大雪による積雪の急増や吹雪による視界不良、吹き溜まりの発生に警戒してください。

一度目のピークは6日(木)まで 週末も再び強まる

上空5500m付近で−36℃以下という大雪をもたらす寒気は、午後になると北海道から山陰付近まで南下する予想です。明日5日(水)にはさらに強い寒気の中心が日本海から東北付近に流れ込むとみられます。


今回の寒波のピークは6日(木)頃にかけてで、日本海側の地域では広い範囲で雪が強まるおそれがあります。短時間で積雪が急増するため、立ち往生の発生などに厳重な警戒が必要です。風も強まるため、猛吹雪による視界不良にも警戒してください。

特に、北陸付近にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が停滞する可能性が高く、断続的な強い雪が数日間続くおそれがあります。山地では6日(木)にかけて新たに150cmを超える雪が積もる予想です。平地でも大雪となるおそれがあり、物流が滞るなど生活への影響が懸念されます。

7日(金)にはいったん寒気の南下が落ち着くものの、8日(土)になると再び冬型の気圧配置が強まり、9日(日)にかけて寒気の影響が続く見通しです。日本海側の地域はさらなる積雪の増加や、吹雪による視界不良に厳重に警戒してください。

西日本や太平洋側も広範囲で積雪

寒気が西回りで流れ込んでいるため、西日本は日本海側だけでなく九州の東シナ海側や山陽、四国の瀬戸内側などでも雪が降っています。上空1500m付近で−12℃以下の非常に強い寒気は、6日(木)にかけて九州北部や中国地方まで南下する予想です。平野部を含めて広い範囲で雪が積もり、路面状態が悪化するおそれがあります。車の運転は冬用タイヤやチェーンの装着が欠かせません。

風向き次第では大阪や京都方面、名古屋市などの濃尾平野方面でも雪の降る可能性があり、場合によっては都市部の市街地でも積雪となるおそれがあります。

上空の気圧の谷の動向に不確実性があるため、今後の情報に注意して対策は早めに行なってください。

関東など太平洋側も厳しい寒さ

各地の最高気温の予想を見ると、東海から西日本は平年より低い日が続き、特に西日本は平年よりかなり低い日が多いことがわかります。広島では5日(木)は3℃までしか上がらない予想で、昼間も極寒です。那覇も15℃前後と、上着が必要な寒さが続きます。

関東は西日本に比べると極端な寒さはないものの、10℃前後の日が多く、冷たく強い風で体感温度が下がりそうです。

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