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一連の寒波は今日で峠越え 北陸〜北日本は引き続き大雪に注意

ウェザーニュース / 2025年2月9日 6時30分

ウェザーニュース

4日(火)頃から続いている寒波により記録的な大雪となった所がありました。一連の寒波はようやく峠を越える見込みです。西日本の大雪は終息が近づいていますが、北陸や北日本では今日も雪の強まる所がある見込みで大雪に注意が必要です。

上空の寒気の中心は本州の東へ

上空5500m付近で−36℃以下の強い寒気の中心は、本州の東に抜けつつあります。西日本の雪はだいぶ落ち着いてきました。北陸から北日本の日本海側は局地的に活発な雪雲が残り、1時間に3〜5cmの雪の降っている所があります。

今日いっぱいは雪の降りやすい状況が続き、内陸部や山沿いの多い所ではさらに20〜30cmの雪が積もる見込みです。一連の寒波ですでに大雪になっているため、路面状況の悪化や屋根からの落雪、山間部での雪崩などに引き続き十分注意してください。

各地で記録的な大雪に

4日(火)頃からの最強寒波では各地で記録的な大雪になりました。

4日(火)は寒気の前面で発達した低気圧により北海道道東で大雪となり、帯広市ではわずか12時間で120cmの降雪量を観測。アメダスによる積雪の観測網が整備されて以降では、全国で最も多い記録となりました。

また、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の周辺で雪雲が発達し、北陸や東北南部での大雪が目立ちました。7日(土)には福島県会津若松市の積雪が121cmに達し、1953年の観測開始以来、最も多くなっています。

JPCZが南下したタイミングでは北陸の平野部で局地的に雪が強まり、新潟市では7日(土)夜に3時間、6時間、12時間の降雪量の極値を更新、顕著な大雪に関する情報が発表されました。

7日(金)夜〜8日(土)には名神・新名神・名阪が通行止めとなり東西の道路交通が遮断され、滋賀県彦根市では27cm、アメダス積雪深計のない三重県四日市市では20cmの積雪が観測されました。

今回の寒波では上空5500m付近で−39〜−42℃の非常に強い寒気が本州上空まで流れ込んだことや、日本海の海面水温が高いことで雪雲の元となる水蒸気が多くなったことなどで、記録的な大雪になったとみられます。




写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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