昇格目指す上位対決は町田に軍配!松本&東京Vも勝利し依然混戦、「裏天王山」は讃岐が11戦ぶり勝利で最下位脱出!《J2》

超ワールドサッカー / 2018年10月14日 17時20分

写真:(c) J.LEAGUE PHOTOS

▽14日、明治安田生命J2リーグ第37節の5試合が行われた。

▽15時からは、J1昇格を目指すFC町田ゼルビア(6位)vs大分トリニータ(1位)の直接対決と、ジェフユナイテッド千葉(16位)vsモンテディオ山形(9位)の2試合が行われた。

▽2試合消化が少ない町田と首位・大分の一戦は、大分が攻勢を強めてスタート。馬場、伊佐を中心に町田ゴールに迫るが、フィニッシュの精度を欠いて得点を奪えない。すると15分、ホームの町田が先に試合を動かす。右CKを得た町田は、サインプレーでグラウンダーのボールをニアに。これをボックス内右でロメロ・フランクがダイレクトシュートを放つと、GK高木の手を弾いてネットを揺らし、町田が先制する。

▽先制を許した大分は19分、馬場からのパスを受けた伊佐がGK福井と一対一になるも、シュートは左手で阻まれゴールを奪えない。さらに21分、CKの流れからサインプレーでクロスを上げると、最後はファーサイドに走り込んだ星が合わせるも、シュートは枠を越えていく。

▽その後も攻め込む大分は26分、ロングボールでDFラインの裏を使うと、抜け出した小手川がGK福井をかわして落ち着いてゴールに流し込み、同点に追いつく。同点に追いついた大分は32分、小手川がボックス右からクロス。これを、ニアに飛び込んだ馬場がヒールで流し込む技ありシュートを決め、1-2と逆転する。

▽逆転を許した町田だったが42分、町田は右からのクロスに対しニアで鈴木がヘッド。GKに阻まれるも、こぼれ球を中島が流し込んで町田が同点に追いつく。

▽2-2のタイスコアで迎えた後半、大分が前半に続き主導権を握るが、町田も少ないチャンスで大分ゴールに迫る。町田は57分、ボックス手前でパスを受けたロメロ・フランクが鋭い切り返しでDFをかわり、左足シュート。しかし、これはGKがセーブ。町田は、これで得たCKからのクロスを中村がヘッド。クロスバーに跳ね返ったこぼれ球を鈴木が蹴り込みネットを揺らすが、その前にハンドがあったとしてノーゴールの判定となる。

▽逆転が幻となった町田だが、63分にスローインをボックス内で受けたロメロ・フランクがDFを背負いながら反転するとすぐさまシュート。これがゴール左に決まり、3-2と今度は逆転する。

▽逆転を許した大分は、68分に馬場、伊佐の前線2人に代えて、三平、藤本を投入。すると70分、出場したばかりの藤本がボックス内でクロスに合わせるが、シュートは右ポストに嫌われてしまう。

▽防戦が続いた町田は83分、酒井からのパスを受けたロメロ・フランクがGKの位置を見てループシュート。しかし、これはわずかに枠を越え、ハットトリックとはならない。その後は大分が攻め込むも、町田が粘り3-2で試合終了。勝った町田は2試合消化が少ないながらも暫定3位に浮上。大分は連勝が「5」でストップした。

▽千葉vs山形は、ホームの千葉が優勢に進める。12分、ボックス左からのクロスを折り返すと、中央で待ち構えた町田がヘディングで叩き込み、千葉が先制する。

▽更に千葉は前半終了間際の45分、ボックス手前で小島が縦パス。これがディフレクトしてコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれ、千葉が2点リードで試合を折り返す。

▽後半に入っても攻め込むのは千葉。48分、ボックス手前でFKを得ると、船山が直接狙う。シュートはゴール左に飛ぶが、GK櫛引が手を伸ばしセーブする。

▽山形は53分、三鬼からのスルーパスに抜け出た安西が、ボックス内右でGK大野に倒されPKを獲得。これを阪野がしっかりと決め、1点を返す。その後は互いに攻め込むも、ゴールは生まれず。千葉は連勝、山形は6戦未勝利となり昇格プレーオフ圏内が遠ざかった。

▽また、14時にキックオフを迎えた3試合は、ツエーゲン金沢(12位)vs松本山雅FC(2位)、水戸ホーリーホック(14位)vs東京ヴェルディ(7位)、カマタマーレ讃岐(22位)vsロアッソ熊本(21位)。J1昇格を目指す松本、東京V、さらにはJ3降格圏同士の対決となった。

▽金沢vs松本は、U-21日本代表として出場したアジア競技大会で負傷し離脱していたFW前田大然が復帰。昇格に向けて戦力が整った。試合は開始25秒、右サイドからのクロスにボックス中央で高崎がヘッド。シュートは枠を捉えるも、GK白井が横っ飛びで開始早々の失点を免れる。

▽14分にも松本は決定機。左CKからのクロスを繋ぐと、最後は石原のボックス手前からのクロスを浦田がコースを変えボールはゴールへ。しかし、GK白井が再びビッグセーブを見せ、失点を逃れる。16分には味方の落としに反応したセルジーニョがボックス手前からループシュート。意表を突いたシュートになるが、GK白井が落ち着いてセーブする。

▽攻め続ける松本は21分、石原からのロングボールをボックス内で胸トラップで受けた高崎がそのままシュート。これは左ポストに嫌われるも、前田が押し込んで松本が先制する。

▽先制した松本の攻勢は止まらない。33分、前田の落としを受けた田中が遠い位置からミドルシュート。低空シュートが枠を捉えるが、GK白井がセーブする。それでも37分、左サイドから崩すと、石原からの横パスを受けた藤田がトラップし、ボックス手前からミドルシュート。これがゴール左に突き刺さり、松本がリードを2点に広げる。

▽松本の2点リードで迎えた後半、金沢は65分にボックス手前でFKを獲得すると藤村が直接シュート。しかし、これはわずかにクロスバーを越えてゴールとはならない。85分には自陣からの良い流れから佐藤の落としを毛利がボックス手前からダイレクトシュート。しかし、シュートは枠を越えていく。

▽松本はセットプレーなどでゴールを狙いながら、粘りの守備を見せて2-0と完封勝利。大分が敗れたため、首位に浮上した。

▽水戸vs東京Vは、立ち上がりから東京Vが積極的に攻め込む展開に。2分、クロスのこぼれ球をおボックス手前の内田がシュート。DFに当たりディフレクトしたシュートが枠に向かって飛ぶも、わずかに左に外れる。

▽32分、水戸は佐藤祥が左CKからのこぼれ球に反応しボックス中央でボレーシュート。しかし、GK上福元が間一髪セーブする。

▽試合は一瞬の隙を突いた東京Vが動かす。42分、ドウグラス・ヴィエイラ、李栄直と繋いだボールを佐藤優平がボックス手前からダイレクトシュート。これが右隅に決まり、東京Vが先制。東京Vが1点リードして迎えた後半は、互いに攻め込むも決定機が作れない展開に。それでも81分、水戸がロングボールから左サイドを崩すと、船谷がグラウンダーのクロス。これに茂木が飛び込んで合わせようとするが、東京Vが体を張って対応し、得点を奪えない。

▽終盤は水戸が攻勢を強めて何度か東京Vゴールに迫るが、最後までネットを揺らせずに試合終了。0-1でアウェイの東京Vが勝利を収めたが、町田が勝利したためにプレーオフ圏内に浮上とはならなかった。

▽勝ち点差「1」の中行われた讃岐vs熊本は、意地のぶつかり合いとなる。17分、讃岐の森川が右からのクロスに頭で合わせるも、シュートはわずかに左に外れる。20分にも讃岐がチャンス。スルーパスに抜け出した原がボックス内左からシュート。しかし、GK佐藤がなんとかセーブする。

▽熊本は中々攻撃の形が作れないまま前半をゴールレスで終了。後半もこう着状態のまま80分を迎えたが、ホームの讃岐が1つのチャンスをモノにする。

▽自陣からのロングボールに抜け出た原が、DFに寄せられながらも浮き球のシュート。これが決まり、讃岐が先制。その後も攻め込んだ讃岐が1点を守り切り、裏天王山を制して第25節以来11試合ぶりの勝利。一方、敗れた熊本は4連敗となり最下位に転落した。

◆明治安田生命J2リーグ第37節
▽10/14(日)
ツエーゲン金沢 0- 2 松本山雅FC
水戸ホーリーホック 0- 1 東京ヴェルディ
カマタマーレ讃岐 1-0 ロアッソ熊本
ジェフユナイテッド千葉 2-1 モンテディオ山形
FC町田ゼルビア 3-2 大分トリニータ

▽10/13(土)
FC岐阜 2-1 ファジアーノ岡山
愛媛FC 0- 2 横浜FC
レノファ山口FC 0- 1 アビスパ福岡
大宮アルディージャ 1-0 栃木SC
ヴァンフォーレ甲府 0-0 アルビレックス新潟
京都サンガF.C. 1-0 徳島ヴォルティス

◆J2順位表(第37節終了時点)
1位 松本山雅FC 69(52/33/19)37
2位 大分トリニータ 66(67/44/23)37
── ↑ 自動昇格 ↑ ──
3位 FC町田ゼルビア 65(55/38/17)35
4位 アビスパ福岡 64(52/36/16)37
5位 大宮アルディージャ 63(59/43/16)37
6位 横浜FC 63(55/41/14)37
── ↑ プレーオフ ↑ ──
7位 東京ヴェルディ 63(50/36/14)37

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