今季最多3失点の川崎F、終盤猛攻も逃げ切り許す…広島は6戦無敗で5位に浮上《J1》

超ワールドサッカー / 2019年7月31日 20時57分

写真:©︎CWS Brains, LTD.

明治安田生命J1リーグ第16節、サンフレッチェ広島vs川崎フロンターレが7月31日に行われ、3-2で広島が勝利した。

AFCチャンピオンズリーグのため延期となっていたカード。リーグ戦ここ5戦で2勝3分けと無敗の広島(勝ち点29)は、20日の松本山雅FC戦では後半アディショナルタイムに失点し2-2の引き分けに。その試合でチームの2点目を記録したパトリックはその後古巣のガンバ大阪へ移籍した。その中で今節のスタメンには、GKに日本代表の大迫、守備に井林としばらくスタメンから離れていた二人が起用された。

一方の川崎F(勝ち点38)は、前回の大分トリニータ戦から中3日。19日にはJリーグワールドチャレンジのチェルシー戦も戦った王者にとって厳しい日程となっている。リーグ戦3連勝を目指す今節は、大分戦からスタメンを4人変更。古巣対戦の馬渡や家長、長谷川が名を連ねた。

試合は早々に動く。4分、左CKのチャンスを得た広島は森島が右足でクロスを入れると、ボールはゴール正面の佐々木の足元へ。上手く収めた佐々木はそこから右足でゴール右に蹴り込んで先制点を奪った。

その後は互いに流動的な攻撃を展開。先制した広島は両ウイングバックを絡めた攻撃で2点目に迫る。対する川崎Fは長短織り交ぜたパスでチャンスを創出。

2点目は23分に生まれた。佐々木の先制点をアシストした森島がボックス外左から右足でクロスを入れる。谷口の頭を越えたボールを背後のドウグラス・ヴィエイラが頭で上手く流し込んで広島が追加点を奪った。

パス本数では圧倒しながらも、なかなか広島の牙城を崩せない川崎F。34分に登里のスルーパスから家長がチャンスを迎えるがオフサイドの判定。その2分後には守田がボックス手前からシュートを放つも枠の上。ここまでシュート数は2本に抑えられている。

好調の広島は43分に守備でも好プレーが生まれる。左サイドを突破され家長にグラウンダーのクロスを許す。ファーサイドには長谷川が待ち受ける絶体絶命のピンチで、累積警告で出場停止の野上に代わりJ1初先発を果たした井林がスライディングでボールをクリア。長谷川に届く前に足を伸ばしてボールを外に出した。

川崎Fは後半戦に向けて守田を下げて山村を投入。一方、井林のビッグプレーもあり、2点のリードのまま後半を迎えた広島は51分、効率の良い攻撃で柏が家長に倒されFKを得ると、ボックスからやや離れた位置から森島がふわりとしたボールを供給。これは相手に跳ね返されるものの、ボックス中央の柴崎が頭でゴール前に送り、荒木がさらにそれを頭でコースを変えてゴールに流し込んだ。

今季初の3失点の川崎Fは57分に阿部を下げてレアンドロ・ダミアンをピッチに送る。ルーキー荒木のJ1初ゴールで勝利をほぼ手中に収めた広島は70分付近に柴崎とハイネルを渡と清水に入れ替える。

その直後、広島にカウンターのチャンス。前がかりになった川崎Fに対し、森島がドリブルで突破を図る。しかしジェジエウに阻まれ4点目は奪えなかった。

川崎Fが3枚目の交代カードを切った2分後の75分、ボックス手前の下田からゴール前の密集地帯にいた小林に力強いパスが入ると、ワンタッチで叩いてレアンドロ・ダミアンとワンツー。これをダイレクトで右足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール左に突き刺さった。

これで火が付いた川崎Fはその4分後、敵陣中央で山村がボールを奪い左サイドに展開。長谷川が右足で入れたクロスをレアンドロ・ダミアンが頭で合わせて2点目を決める。

ついに1点差としたアウェイチーム。81分には山村が右サイドから強烈なミドルシュートを放つがGK大迫がビッグセーブ。続く82分のCKの場面では、同点かに思われたところでゴールライン上で渡にクリアされた。

さらに攻勢を強める川崎F。終盤は一方的に広島を攻め立てる。逆に広島は前回の松本戦が脳裏をよぎる。後半アディショナルタイムは前回ゴールを決められた5分。だが広島は同じ轍は踏むまいと決死の守備を見せる。

そして、長かった5分の追加時間を終え試合終了の笛。余裕の展開かに思われた広島だったが、終わってみれば辛勝に。それでも王者を下し5位に浮上した。一方の川崎Fは第4節以来の黒星となった。

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