トーレス引退試合、盟友イニエスタ輝いた神戸が鳥栖に6発圧勝《J1》

超ワールドサッカー / 2019年8月23日 21時45分

写真:©︎CWS Brains, LTD.

明治安田生命J1リーグ第24節、サガン鳥栖vsヴィッセル神戸が23日に駅前不動産スタジアムで行われ、6-1で神戸が勝利した。

元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスの引退試合となった一戦。

現在16位で自動降格圏まで勝ち点差4という窮地に立つ鳥栖(勝ち点24)だが、リーグ戦ここ2試合は終了間際のゴールで連勝を収めている。調子を上げて臨む今回の一戦。スタメンは前節の湘南ベルマーレ戦から3人変更。トーレスはキャプテンマークを巻いた。

一方、その湘南と勝ち点差2で15位の神戸(勝ち点26)はここ3試合で1勝2分け。前節の浦和レッズ戦はイニエスタのゴールなどで3発快勝を収め、第17節以来の白星を挙げた。今節のスタメンには先日に復帰した酒井が初先発を果たしたほか、トーレスの盟友イニエスタも名を連ねた。また、同胞のビジャもベンチ入りしている。

鳥栖サポーターの大きな歓声の中キックオフした試合、まずは9分にイニエスタが正確無比なロングボールでチャンスメイク。ゴール前に走り込んだ古橋にピタリと合わせたが、古橋は胸トラップが若干大きくなってしまいシュートで終われなかった。鳥栖はトーレスにボールを集めるが、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。

鳥栖にペースをつかまれそうになった神戸は11分、イニエスタからパスを受けた西がゴール前へ斜めにグラウンダーのスルーパスを送ると、シャドーの位置で起用された山口が2列目から絶妙な飛び出しを見せ、そのままボックス右からシュートを流し込んだ。

さらに神戸は20分、鳥栖DFパク・ジョンスの軽率な横パスを田中が引っかけて奪うと、パスを受けた古橋がボックス内で高橋秀に倒されPKを獲得。これをイニエスタが冷静に沈めて2点目を奪う。

続く22分にビッグプレーが生まれる。攻め込まれた神戸は自陣からパスを繋いで危機回避を試みる。ここでイニエスタが浮き球のパスをダイレクトで左サイドから前線へロングパス。この超絶技巧パスに反応した古橋はボックス右から中へ折り返し、走ってきた田中が左足アウトサイドで見事に決めてリードを3点に広げた。

しかし、3点に絡んだイニエスタが太ももを痛めて前半のうちに途中交代。安井との交代でトーレスとの最後の共演を終えた。

イニエスタが退いた後半も神戸のペースで試合は進む。54分、神戸は自陣からのカウンターで酒井が左サイドを突破。左足で上げたクロスがゴール前の古橋にドンピシャで合い、古橋はこれで3試合連続ゴールとなった。

この一発で勝利からはかなり遠ざかってしまった鳥栖だが、諦めず前線からプレスをかけると、トーレスのプッシュから途中出場の小野にボールへ。相手GKも飛び出していたため小野は敵陣中央左から狙ったが、僅かに右に外れた。さらに60分過ぎにはトーレスが2度立て続けにシュートを放ったものの、どちらも枠に飛ばすことはできず。

余裕の展開となった神戸は78分に、ヴェルメーレンサイドチェンジから右サイドの西に航と、西はダイレクトで前線へ。大きくスペースの空いたバイタルエリア右に走り込んだ山口がゴール前にグラウンダーのクロスを供給すると、最後は古橋が押し込んで5点目を決めた。

これでほぼ勝負は決したが、それでも鳥栖は79分に左CKを金井が頭で合わせ1点を返す。

しかし、神戸はこれで止まらなかった。86分には途中出場のビジャのロングボールから山口がこの試合2点目を決めて、神戸の6点目となった。

その後、後半5分のアディショナルタイムも過ぎ試合終了。エル・ニーニョのラストダンスは思いもよらない結果となったが、イニエスタやビジャとの共演を果たし、記憶に残る引退試合となった。なお、神戸は2連勝で暫定11位に浮上。鳥栖は4試合ぶり黒星となった。

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