ローマが10人のベネヴェント相手に痛恨ドロー…ラストプレーで獲得のPKはオフサイドで取り消しに《セリエA》

超ワールドサッカー / 2021年2月22日 6時52分

写真:Getty Images

セリエA第23節、ベネヴェントvsローマが21日にスタディオ・チーロ・ヴィゴリートで行われ、0-0のドローに終わった。
 
前節、ウディネーゼに3-0の快勝を収めて3位に浮上したローマ(勝ち点43)は、13位のベネヴェント(勝ち点24)とのアウェイゲームで連勝を狙った。ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)のブラガ戦を2-0で先勝したチームだが、同試合でクリスタンテ、イバニェスとセンターバックの主力2選手が負傷。また、スモーリング、クンブラも離脱中という緊急事態を受けて、マンチーニの相棒に本職サイドバックのスピナッツォーラと今季セリエA初出場となるファシオを起用した。
 
立ち上がりから圧倒的にボールを握って最終ラインが度々相手陣内に侵入するなど、ベネヴェントを相手にハーフコートゲームを展開するローマ。しかし、中央のスペースをきっちり消す相手の守備を前に動き出しの少なさ、パススピードの遅さが目立ってなかなかフィニッシュまで持ち込めない手詰まりの状況が続く。
 
それでも、前半半ばを過ぎた34分には相手陣内のボックス手前で不用意な横パスをカットしたペッレグリーニがペナルティアーク付近で左足を振り抜き、最初の決定機を作り出す。
 
ここから攻撃のギアを上げて良い距離感でのダイレクトプレーを見せ始めた一方、徹底的に3バックの背後をラパドゥーラやカプラーリに走り込ませるベネヴェントのシンプルな攻めに手を焼き、幾度か際どいフィニッシュまで持ち込まれる場面も散見。ボールは握るも試合を支配するまでには至らず、ややフラストレーションが溜まる形で前半を終えることになった。
 
後半も試合展開に大きな変化はなし。50分にはペッレグリーニのショートスルーパスに反応したムヒタリアンが飛び出したGKの寸前でスライディングシュートを放つが、これはGKモンティポの好守に遭う。
 
相手の堅守に手を焼くローマだが、57分にはムヒタリアンへのアフターチャージで2枚目のイエローカードをもらったDFグリクが退場となり数的優位を手にする。そして、直後の58分には切り札のジェコをヴェレトゥに代えて投入し、前線の構成をジェコとマジョラルの2トップ、ムヒタリアンのトップ下という形に変更した。
 
相手が10人の戦いに慣れる前にゴールをこじ開けたいローマだったが、両ウイングバックのクロスの精度の問題などもあり、なかなか決定機まで持ち込めない。この状況を受けて、フォンセカ監督は72分、1枚カードをもらっていたファシオに代えてフアン・ジェズス、カルスドルプに代えてペドロを同時投入。並びをより攻撃的な[4-4-2]に変えてゴールをこじ開けにかかる。
 
さらに、82分にはブラガ戦で再デビューを飾ったエル・シャーラウィを最後の交代カードとして切ったアウェイチームは、試合最終盤にかけて決死の猛攻を仕掛けていく。94分にはパワープレーからゴール前でジェコが落としたボールをペッレグリーニが頭で合わすが、これはDFカルディローラのゴールカバーに遭う。
 
さらに、後半ラストプレーではエル・シャーラウィがボックス内でDFフロンに倒されて土壇場でPKを獲得。だが、VARのレビューの結果、エル・シャーラウィにパスを出したペッレグリーニが戻りオフサイドと判定されてこのPKは取り消しに。
 
そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、10人のベネヴェント相手に痛恨のドローとなったローマは、3位こそキープもトップ4を争う下位チームに勝ち点差を詰められることになった。

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