「信じられない」 アンチェロッティがCL制覇の喜びに浸る！ 「優勝に値した」

写真：Getty Images

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が喜びに浸った。欧州サッカー連盟の公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

28日、パリのスタッド・ドゥ・フランスでチャンピオンズリーグ(CL)決勝のリバプール戦に臨んだレアル・マドリー。1-0の勝利で飾り、4季ぶりとなる史上最多14度目のビッグイヤーを獲得した。

終始押し込まれたが、GKティボー・クルトワの好守でピンチを凌ぎ、59分にFWヴィニシウス・ジュニオールのひと刺しとなるゴール。2017-18シーズン決勝で涙したリバプールを返り討ちにした。

指揮官として史上最多4度目のCL制覇という偉業も成し遂げたアンチェロッティ監督はイギリス『BT Sport』で心境を語った。

「信じられない。難しい試合だった。前半は苦しめられたが、最終的にこのコンペティションを制するに値したと思う。クオリティと強い精神力を持つ素晴らしいクラブとスカッドだ」

また、「このタイトルは私が手にしたなかで最も難しいものだった」とリバプールペースが続いた決勝の振り返りを続けている。

「誰も自分たちの優勝を信じていなかったからこそ、選手たちは闘志を燃やした。良い雰囲気を作れたよ。この大会の優勝に値したと思う。苦しんだが、決して諦めたりしなかった」

「今日の試合ではうまく乗り切れたよ。キーポイントは相手の3トップに背後のスペースを使わせないことだった。今季はあまり負けていない相手だったが、妥当な勝利を手にした」

そんなイタリア人指揮官だが、復帰1年目の今季からラ・リーガとCLの2冠。スーペルコパを合わせて、3つのタイトルを掴んだ。

「トロフィーの獲得よりもファンにどれだけの喜びを与えられたか、考え事はただそれだけ」と話すが、夢のような1年だったようだ。

「信じられないようなシーズンだった。他の表現法がないよ。私は楽観主義者だが、スーペルコパ、リーガ、CLを制覇するなんて夢にも思っていなかった」