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東京VのMF藤本寛也がポルトガル1部ジル・ヴィセンテに完全移籍「またまだ上があると思うと楽しみ」…すでに58試合に出場

超ワールドサッカー / 2022年7月3日 22時36分

写真:Getty Images

ポルトガルのジル・ヴィセンテは3日、東京ヴェルディのMF藤本寛也(23)を完全移籍で獲得することを発表した。

契約期間は2025年夏までの3年契約となるとのことだ。

藤本は東京Vの下部組織出身で、2018年2月にトップチームに昇格。公式戦50試合で4ゴール5アシストを記録していた。

世代別の日本代表を経験していた中、2020年8月にジル・ヴィセンテにレンタル移籍。2シーズンで公式戦58試合に出場し4ゴール4アシストを記録。チームの主軸として2021-22シーズンもリーグ戦31試合に出場し3ゴール2アシストを記録していた。

なお、チームは5位でフィニッシュし、新シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の予選3回戦から登場し、勝ち上がればヨーロッパの舞台でプレーすることとなる。

2年間の活躍が認められて完全移籍となった藤本は、東京Vを通じて感謝のコメントを残している。

「完全移籍することになりました。まずは長い間本当にありがとうございました」

「僕は小学6年生の時にジュニアに入ってから約9年半、東京ヴェルディで過ごしてきました」

「ヴェルディに入る前、セレクションを受け合格の連絡をもらいましたが、当時山梨にいたということもあり、入るかどうか、通うかどうか迷っていました。その時に背中を押してくれた両親、クラブの関係者の皆さんがいたからこそヴェルディでサッカーすることができ、成長させてもらい今の自分があると思っています。これ以上の選択はなかったなと思います」

「あっという間に時間は過ぎましたが、振り返ってみると、子供の時の自分が想像できなかった過程を今まで歩んできていると思います」

「その中で自分はたくさんの人達と出会い、その人達のサポート、助けがあって現在があると思ってます。助けてもらってばっかりの自分が弱いと思うし、今度は自分が与える側になりたいです。たくさんの方々に本当に感謝しています」

「ヨーロッパでプレーし2年が経ちますが、行かなきゃ分からなかったこと感じられないものがあると思います。自分より高い基準が自分の周りの環境にあり、それに追いつくようにし、色々なことを得られていると思います。もっと上のものをを得られるようにしたいですし、またまだ上があると思うと楽しみな自分がいます」

「今回の移籍でヴェルディを離れることになりますが、ジュニアに入った時から見ていた『ヴェルディから世界へ』という言葉を自分が体現できてることはとても嬉しいです。次は自分が、子供達の目標となれるように頑張っていきたいです」

「最後になりますがヴェルディに入ることができ、そしてヴェルディで過ごすことができ、とても幸せでした。改めて自分に携わってくれた皆様、本当にありがとうございました」

「好きな場所を離れるのは寂しいですが、覚悟、責任を持って頑張ってきます。本当にありがとうございました」

【動画】ジル・ヴィセンテでの藤本のプレー集

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