欧州遠征終えた遠藤純がアメリカでもアシスト記録、巧みな動き出しから絶妙スルーパス

写真：Getty Images

エンジェル・シティFCに所属するなでしこジャパンのMF遠藤純がキャプテンの初ゴールをアシストした。

現地時間の9日に行われたナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)、サンディエゴ・ウェーブ戦で先発フル出場を果たした遠藤。同じカリフォルニア州に本拠地を構えるライバル相手にアシストを記録し、2-1の勝利に貢献した。

開始早々の9分、相手のパスミスからショートカウンターに転じたエンジェル・シティは、ボックス手前まで運んだFWシドニー・ルルーから遠藤へとボールが渡る。

中央へのスプリントから左へ膨らむ動きで完全にフリーとなった遠藤は、相手2枚を引き付けて左ポケット深くを取る絶妙なスルーパスを供給。追い越してきたDFアリ・ライリーがこれを受け、角度のない位置から右足で流し込んだ。キャプテンを務めるニュージーランド代表のレイリーはこれがNWSL初ゴールとなった。

アシストという記録はファインゴールあっての結果だが、動き出しやパスの精度は見事だ。47分にもオーバーヘッドをアシストかという絶妙なクロスを供給するなど、日本を背負って立つレフティーは90分にわたってチームを牽引。渡米後はリーグ戦全試合でスタメン起用されており、逞しさに磨きがかかっている。

【動画】DFとの駆け引きから完璧なスルーパスでアシストを記録した遠藤純

AirRiley™ GOAL! @RileyThree makes it 1-0 for @weareangelcity at the SoCal Showdown!#LAvSD | #AngelCityFC pic.twitter.com/NWmh6ZSG9S

— National Women’s Soccer League (@NWSL) July 10, 2022