昨季2冠のクロップ監督、さらなる成功誓う 「選手たちのクオリティに疑いはない」

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リバプールのユルゲン・クロップ監督が新シーズンに向けた意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。

昨シーズンは惜しくもプレミアリーグ2位、チャンピオンズリーグ(CL)準優勝に終わったものの、FAカップとEFLカップ(カラバオカップ)を制したリバプール。新シーズンに向けて、4日から始動したチームは現在、アジアツアーの一環でタイを訪れており、12日にマンチェスター・ユナイテッドとプレシーズンマッチを行う。

タイ到着直後の記者会見に出席したクロップ監督は現地ファンからの熱烈な歓迎について「本当に温かい歓迎を受けられて嬉しいね。できればバンコクの街で過ごす時間を持ちたい」と喜びつつ、新シーズンに向けた自信を示した。

「(2022-23シーズンは)良いシーズン、改善できるシーズンになると良い。我々には改善の余地があるからだ。何試合勝てるかではなく、どうプレーできるかが大切になる。我々は常にもっと良くなれるし、それを試したい」

「我々はユナイテッドとの1試合のための準備ではなく、1シーズンのための準備している。ここでの試合はその一部のようなものではあるが、選手たちは本当にハードに取り組むだろう。そしてイングランドに帰り、今度はオーストリアで次のキャンプだ。試合では少し疲れが見えるかもしれないが、それはプレシーズンの重要な部分でもある。こうした難しい時期の経験が、シーズン全体の収穫につながるのだ」

「(新シーズンにも)自信を持っている。今日、飛行機で見たチームはクオリティに溢れていた。トロフィーを獲得するためには、ちょっとした運が必要だと誰もが知っている。だが、良いシーズンを送るためには何よりもまず一貫性が必要であり、それがすべてだ。我々はそれに挑戦する」

「選手たちのクオリティに疑いはない。何人かの選手を失ったが、新しい選手を連れてきた。誰がどこでプレーするか、まだ決まっているわけではない。選手たちが私にプレッシャーをかけてくれることが重要になるだろう。プレミアリーグも5人交代制になり、それはとても楽しみだね。保証はないが、また良いシーズンを送れる可能性は十分にある」

また、クロップ監督は昨シーズン終了直後にリバプール市内で行われたパレードにも言及。CL決勝で敗れたチームにとって救いになったと、深い感謝を示している。

「(パレードは)本当に素晴らしかった。ヘンド(ジョーダン・ヘンダーソン)もそう言っていたし、みなの思いも同じだっただろう。雰囲気はもちろん、我々がやったことへのリスペクトがあった。本当に素晴らしい経験だったよ。あれは間違いなく、このクラブが非常に特別であることを証明するものだった。来年もパレードを開催するため、我々はあらゆる手段を尽くすよ」