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「僕はいつだって逆境に強い」 大ケガから復帰のチルウェルがW杯出場を熱望

超ワールドサッカー / 2022年7月11日 16時56分

写真:Getty Images

チェルシーのイングランド代表DFベン・チルウェルが大ケガからの復活に自信を示した。イギリス『ガーディアン』が伝えている。

昨シーズン、チームの主軸としてプレーしたチルウェルだったが、昨年11月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージのユベントス戦で右ヒザ前十字じん帯を損傷。当初は保存療法での回復を図るも、状態悪化により12月に手術を実施したことでシーズン絶望が確実視されていたが、5月に行われたプレミアリーグ最終節のワトフォード戦で復帰した。

現在、新シーズンに向けたチームのプレシーズンに参加しているチルウェルは決して諦めなかったと当時を振り返り、前所属のレスター・シティで学んだ逆境に打ち勝つ精神が大いに役立ったと語った。

「予定では、12月27日にボクシングデーでプレーしなかった選手たちと練習することになっていたんだ。でも、クリスマスの日にピッチでメニューを消化していたら、痛みが出てきた。芝生の上でのリハビリだったんだけど、また膝が曲がってしまってね。痛みはそこまでではなかったけど、ユベントス戦と同じような感じだった。僕は『毎月こんな思いをしてキャリアを送るわけにはいかない』と思ったよ」

「頭の中では、1月に復帰する準備は100%できていたんだけどね。でも、僕はいつだって逆境に強いんだ。手術は終わったんだから、あとはリハビリを続けて、もっと強く、もっと健康になって、精神的にも強くなって、プレシーズンに戻ってくれば良い。以前の自分ならやらなかったかもしれない小さなことをやり、自分を追い込んだ。復帰したとき、前よりもっと良くなっていると確認するためにね」

「レスターでは、奨学金を得るため他の選手よりずっと努力する必要があった。あの頃は、父と一緒に公園を走り回っていたよ。でも、その次のシーズンには半年でユースチームのキャプテンとなり、トップチームで一緒に練習するようになった。逆境に立たされても、一生懸命やればそこにたどり着けると教えてくれたんだ」

苦しい時期を乗り越えたチルウェルは今年11月から開催されるカタール・ワールドカップ(W杯)出場に意欲を示した上で、新シーズンに全力を尽くすと力を込めた。

「もちろん、カタールW杯出場は100%僕の目標だ。物心ついたときから、W杯でプレーすることを夢見てきた。それがすぐそこに来ているのだから、モチベーションにならないはずがない。自分のためだけでなく、家族のためにもね。特に(昨夏の)ユーロの後は、自分にとって難しい時期だった」

「ワールドカップに左サイドバックのスタメンとして出場して、チームが良い成績を収め、優勝を勝ち取れば、それは素晴らしいことだ。だから、これから3、4カ月は、その座を確実にものにするため全力を尽くしたい」

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